思考力を重視する欧米の教育
一方欧米では、日本の学校のように、単に記憶力を測るようなテストはあまり重視されません。
なぜなら、何かを知りたいと思えば、必死になって覚えなくても、書籍や今ではインターネットで検索すればすぐにわかるからです。
むしろ重視されるのは、自分が得た知識をどう生かすかということ。
学んだことから、自分なりの考えを構築していく。学んだ知識をどう生かすことができるかを考える。時には突拍子もないようなアイデアが賞賛されたりします。
人と違う考えやアイデアを持ち、説得力をもってプレゼンテーションできる子が、成績優秀と評価されます。
人は一人一人違う。ですから、考え方も一人一人違うはずというのが基本的なスタンスなのです。
日本で成績優秀・真面目な子ほど、海外では落ちこぼれてしまう!?
先生の言うことをしっかり聞いて、授業の内容をしっかり覚えて、テストでいつも満点を取るような真面目で成績優秀な子。
先生の言うことが絶対で、質問することや疑問を投げかけること、自分の考えを述べることなどが許されないような雰囲気の日本の教育。
こんな教育にどっぷりつかっていた子が、欧米の学校では、先生から「君はこれについてどう思うかね」と聞かれるのです。
「私はこう思う」「ぼくはこう考える」とはっきり答えられるでしょうか?
仮にやっとの思いで答えたとしても、その理由や根拠を聞かれたらどうでしょうか?
教えられたことを丸暗記することだけに必死になっていた子ども達に答えられるでしょうか?
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