某有名ラーメン店の味を継承する「一二三家」
連日、猛暑日を記録し続け、本格的な夏となった。暑い・・・。何か体力のつくものを食べないと倒れてしまいそうだ。
そこでマーコ氏に電話をし、体力がつきそうな、豚骨の旨味を味わえる家系ラーメン店に行くことに。2軒目は横浜線「鴨居」駅から徒歩10分ほどにある「一二三家」である。
この日、4日連続の猛暑日となり午後4時30分にもかかわらず、蒸し暑さは収まっていない。この暑さを予感していたのだろうか。ウッつんはまさかの欠席である。そこで砂漠の中で水を求めてさまよう旅人のように、マーコ氏と「一二三家」を目指した。
歩き始めこそ『ドラゴンボール超(スーパー)』の話題で盛り上がっていたが、2分と経たないうちに話題は暑さに対する怒りになり、5分過ぎには「暑い」と連呼するだけになった。
そして炎天下の中、歩くこと10分。汗だくの状態になりながら、ついに「一二三家」に到着した。
炎天下の下、たどり着いたこともあり店内の涼しさは爽やかさMAX!
出迎えてくれたのは、店主の八巻俊介(やまき・しゅんすけ)さんだ。そこで早速、まずはお店に関するお話を伺うことにした。
八巻さんがラーメンの世界に飛び込んだのは、今から4年前、2011(平成23)年のことで33歳のころだそうだ。
「大学卒業後、和食やイタリアンのレストランで働いていました。ただ小さいころからラーメンが好きで、特に家系は高校時代に多くの店に通っていたんです。ラーメンの経験はなかったけど、好きな世界に飛び込こめるなと思って始めました」と八巻さんは語る。
その時、修行の場に選んだのが、某有名ラーメン店であった。そこでノウハウを学んだ後、八巻さんはすぐに暖簾分けで独立。2012(平成24)年6月6日「一二三家」をオープンさせた。店名の由来は同級生と3人で始めたことが由来になっている。
それでは同店のラーメンのこだわりはどこにあるのだろうか。その点について八巻さんに質問をしてみた。
「うちの特徴はバランス感と香りです。寸胴もお客様に出すスープを温めるものと、味を調整するものを2つ用意しています。いつでもフレッシュな状態にしていたいので、煮詰めすぎたものを提供することはありません。常に高いレベルで味が一定になるようにしています。香りだけで、当店のラーメンを思い出してもらえれば最高ですね」
・・・話を聞いているだけで、お腹が空いてきた。そこでラーメンを作っていただくことに。
この日、注文したのは「ラーメン(650円)」と「ネギラーメン(850円)」である。
まずはマーコ氏が「ラーメン」を実食!
マーコ氏いわく「まろやかでボディ感もあり、スープと麺の絡みも絶妙」らしい。すると八巻さんは「スープを作る上で一番のベースとしているのは醤油ダレです。そこから逆算していって、どのようなスープが良いか、どのような麺が合うかを考えて作っています」と、ラーメン作りの秘密を教えてくれた。
マーコ氏は「しっかりとしたスープにはボディブローがあり、醤油感も存在していて、まさに醤油豚骨スープ! スカウターが上昇しまくる一杯ですね」と、豚骨の濃厚な旨味にかなりの高評価である。