WINNER 左からスンユン、テヒョン

この日は、『GO UP』をはじめとするWINNERの楽曲はもちろん、BIGBANGのヒット曲『FANTASTIC BABY』ほか先輩グループの楽曲カバーを数々歌い、ファンを歓喜させた。また、ソロやユニットのステージもたっぷり披露され、それぞれが持ち味を発揮した。スンユンとテヒョンは、日本のアーティストの楽曲も熱唱。NANA starring MIKA NAKASHIMAのロックサウンド『GLAMOROUS SKY』で会場の熱を煽り、一転、BEGINの名曲『恋しくて』ではギターの弾き語りとともに甘いハーモニーを奏でて会場を切ない空気で満たす。全編を通し、ダンスチューン、クラブサウンド、ロック、ヒップホップ、R&B、バラードと多様なジャンルの楽曲で観客を引き付け、一体となって盛り上がった。

ステージでは、スタイリッシュなパフォーマンスで魅了するメンバーだが、トークでは一気に“お笑い”路線で会場を笑いの渦に巻き込んだ。歌いだしの“キー”(音程)を合わせるのに、スンフンが「何<キー>? アントニオ猪<キー>!」とダジャレで笑いを誘えば、スンユンは「みんな、大好<キー>」。また、ステーキ専門店が好きだというテヒョンが“ペッパー”“ランチ”、納豆好きのミンホが“なっ”“とう”というコール&レスポンスでファンと“遊ぶ”などどこまでも自由だ。2NE1のボムらしき“美女”を交えたコントもあり、たっぷり会場を沸かせた。

アンコールでは、ファンからの嬉しいサプライズもあった。昨年9月10日に日本デビューしたWINNER。1曲目で最高潮に盛り上がると、気づけばファンの手には「WINNER Japan Debut 1st Anniversary おめでとう」と書かれたミニプラカードが。会場いっぱいに掲げられたメッセージを目にしたメンバーは感激しきり。スンユンは、ひとりのファンからカードを受け取ると突然ステージを後に。騒然とする会場に戻ってきたスンユンの手には「WINNER」の「W」を消し、「INNER」に「CIRCLE」を付け足したカードがあった。目を輝かせながら、スンユンは「INNER CIRCLE JAPAN(=WINNERのファン)もおめでとう!」とともに歩んできたファンを祝福すると、会場は温かな感動に包まれた。

最後に「約束してください。50周年まで一緒に歩いてください」とファンと約束を交わし、「次は新しい曲とアルバムで戻ってきます」と、再会を固く誓った。

同ツアーは、10月25日(日)の北海道・ニトリ文化ホールでのファイナルまで全10都市17公演を予定している。

ツアー情報

「WINNER JAPAN TOUR 2015」
2015年9月6日(日) 滋賀・びわ湖ホール 大ホール
2015年9月8日(火)・9日(水) 東京・中野サンプラザ

2015年9月12日(土) 宮城・仙台市泉文化創造センターイズミティ21
2015年9月20日(日) 広島・広島文化学園HBGホール
2015年9月21日(月・祝) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール
2015年9月23日(水・祝)兵庫・神戸文化ホール 大ホール
2015年9月27日(日)神奈川県民ホール
2015年10月9日(金) 愛知県芸術劇場 大ホール
2015年10月12日(月・祝) 大阪・大阪国際会議場 メインホール(グランキューブ大阪)
2015年10月25日(日)北海道・ニトリ文化ホール
⇒ チケットは「チケットぴあ」まで

イベント情報

「WINNER SPECIAL LIVE IN OKINAWA」
2015年10月31日(土) 沖縄・ナムラホール