満月のエネルギーで願い事を叶えよう!
最近では、“満月や新月の夜に願い事をすると叶う”というウワサが、占いが好きな人たちの中では定着しつつありますよね。満月やスーパームーン向かって願い事をすることについて聞かれると、「昔からそういった魔法の伝承はあります」と答える鏡さん。
農耕(農業)の世界だと、種をまくのは月が満ちていく期間、つまり新月からで、雑草を抜くなどいろいろ処理をしていくのは月が欠けていく期間の満月から新月にかけてが良いと言われているのだとか。実際今でもフランスのワイン用のぶどうを栽培する人の中には、月のサイクルに合わせて作業をしている人がいるそうです。
また、月のエネルギーを一番上手に取り込む方法を聞かれると、「ちょっとおまじないっぽい昔からの伝承のひとつなんですけど、“魔女の伝承”といって、満月の夜に、銀または銀色のくしにオイルを少しつけて、髪の毛をとかしながら月を見ると、月のエネルギーが髪の毛を通して入ってくるという伝承がありますね」と教えてくれました! 髪の毛から月のエネルギーを取り込むとは、なんとも神秘的!
28日のスーパームーンの楽しみ方としては、願い事をする以外にも、みんなで集って美味しいものを食べるのもオススメとのこと。昔から日本人はお月見をして楽しんできたので、親しい人たちと月を見上げてみるのもいいですね。
天体の並びを奏でたものが音楽だった!?
話の中で、川井さんが「演奏する作業は普段出せないものを発散している感じがとてもあるんですね。曲を作っている時は自分の中を旅するような感じがあって、その両方があるから表現の循環ができているのかな、と思います」と、ご自身の音楽体験について語ります。
それに対して「循環ってまさに月ですよね。何もない真っ暗なところから月が出てきて光が大きくなってとなっているところがアウトプットで、月が欠けて行く時がインプットと言えますよね」と、月との面白い関係性を探りだす鏡さん。
そして、「そもそも音楽と占星術や天文学というのも、ギリシャからずっと同じものだったんです」と、興味深いお話が始まりました。
宇宙には人間の耳には聞こえない音楽が満ちていて、それを音楽家の人たちは感じて自分なりに訳しているという考えがあるというのです。
また、「弦楽器って、1本1本の弦を数学的にキレイに調節して和音を出すわけですよね。結局和音であるハルモニアのハーモニーというのは天球のハーモニーと同じで、昔は宇宙の惑星の配置がキレイなときの分割にそって弦を配置するって考えられてたんですよ。
そういう研究をするということが、数学者や天文学者の仕事だったので、数学と天文学と音楽というのは同じ学問の3つの課題だったんです」
と、鏡さんが語った音楽と天文学、占星術の関係性のエピソードに、川井さんも知らなかったと驚きの表情を見せました。
この音楽と占星術の関係性は、とても意外で面白い! ますます占星術って面白いな、と感じます。
そんな占星術の世界へのきっかけをくれる鏡さんの公式モバイルサイト『鏡リュウジ占星術』では、月のことや“スーパームーン特集”も掲載。気になった人はぜひ、チェックしてみてください。