アートな島で、の~んびりピクニック♪ 新作が登場した佐久島へ行こう
佐久島
島内アート作品 常時鑑賞可能
アートな旅を楽しみたいなら、佐久島がおすすめ。
愛知県西尾市一色町から船で25分。三河湾に浮かぶ佐久島は、人口約250人、信号なし、コンビニだってありません。そんなのどかな島に、20代、30代の観光客が激増しています。
実はここ、島内に現代アートが点在する“アートな島”として知名度上昇中。現代アートいっても構えることなく、楽しみながら鑑賞できる作品が多いことが特徴です。
この秋には、愛知県のアーティスト、松岡徹の新作「ひだまり庵」も登場。何度訪れても新たな発見ができそうです。
島内の定食屋で名物・大アサリ丼を食べたり、古民家カフェでまったりしたり、お弁当持参でピクニックをしたりと、アート以外の楽しみがあるのもいいですね。
「ぴあ」といったら、やっぱりこれ! 及川正通が描く“旬顔”の数々
刈谷市美術館
「及川正通<特大号>展」 11月8日(日)まで開催中
映画やライブに行きたい時、スマホやPCでポチッとすれば簡単に情報が集まります。でも、今みたいにネットが普及していない時代は、テレビや新聞、そして情報誌が頼りでした。
なかでも、ずば抜けた情報量を掲載していたのが『ぴあ』。毎号、及川さんが描く表紙イラストが楽しみでもありました。
その表紙イラストを中心に展開する展覧会が、刈谷市美術館で開催中です。
ミュージシャン、俳優、スポーツ選手など、各界で活躍する“旬の人”を独自の感覚でデフォルメ。耳から煙を出すスティビー・ワンダーや、ひげそりをする広末涼子なんて、なかなか思い浮かびません。現実にはありえないシチュエーションを描いても、なぜかしっくりとくるのが及川マジック。イラストの片隅にこっそり登場する車輪小僧や意味深なマークなど遊び心も楽しいです。
『ぴあ』の表紙イラストのほか、寺山修司主宰の劇団「天井桟敷」のポスターをはじめとするアングラ色が強い作品、さらには近年取り組んでいる大作「ドリーム・マップ」シリーズの最新作も展示。
『ぴあ』の表紙になれる撮影コーナーもあります。プロフ画像にしてみようかな。
国宝・源氏物語絵巻を全場面公開。平安時代の恋愛模様が一堂に!
徳川美術館
「徳川美術館・蓬左文庫開館80周年記念特別展 全点一挙公開 国宝 源氏物語絵巻」 11月14日(土)~12月6日(日)
尾張徳川家伝来の財宝を収蔵する徳川美術館では、毎年11月に約1週間だけ源氏物語絵巻を2場面ずつ公開しています。今年は開館80周年を記念して、全場面を公開!
「源氏物語絵巻」は「鳥獣人物戯画」と並び、日本四大絵巻のひとつ。世界最古のラブストーリーとして知られています。
徳川美術館所蔵の3巻分43面、東京・五島美術館所蔵の1巻分13面のすべてを一度に見られる10年に1度のチャンスです。
あわせて、隣接する蓬左文庫展示室では、鎌倉~江戸時代の源氏絵を展示する「源氏物語の世界-平安の恋物語-」を開催。
平安の先輩方に、恋愛のいろはを教わりましょう。11月下旬~12月上旬頃は、徳川園の紅葉も見ごろですよ♪