岐阜出身のアーティスト・日比野克彦と一緒に作品体感、しませんか?
岐阜県美術館
「アートまるケット 日比野克彦ディレクション<花は色の棲家>」12月13日(日)まで開催中
岐阜出身のアーティスト、日比野克彦。2015年より、岐阜県美術館の館長も務めています。
展覧会タイトルにもある「アートまるケット」は、地域愛の強い日比野館長によるアートプロジェクト。「岐阜をアートまるけにしたい」という思いで監督します。
岐阜県美術館の庭に木製の“棲家”を作り、花を組み合わせたインスタレーション作品を制作。使用する木材や花は、すべて岐阜県産です。
会期中は、庭やスタジオにて、日比野克彦によるワークショップを開催。人が訪れ、体感し、共有することで、はじめて作品が完成するのではないでしょうか。
巨匠を批判し、新たな世界を作り上げた“ラファエル前派”って?
エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ 《フラジオレットを吹く天使》1878年 水彩、グワッシュ、金彩・紙
©Courtesy National Museums Liverpool, Walker Art Gallery
©Courtesy National Museums Liverpool, Walker Art Gallery
名古屋市美術館
「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」
12月13日(日)まで開催中
各地を巡回する大型展からも、ひとつご紹介。東京での開催に先駆け、名古屋で開催中の「ラファエル前派展」です。
ラファエル前派とは、19世紀のイギリスに起こった反アカデミズムの集団。当時のアカデミックな絵画を批判し、ルネサンスの巨匠であるラファエロより前の時代の美術、つまりは素朴で、自然に忠実な絵画を模範としました。そして、想像力をかきたてるような新しい絵画世界を作り上げ、のちの象徴主義へと展開していくきっかけとなったのです。
この展覧会の注目点のひとつは、リバプール国立美術館の所蔵品が見られるということ。リバプール国立美術館はラファエル前派の優れたコレクションで知られ、日本で大々的に紹介されるのは初めてということ。貴重な機会、生で体感したいですね。
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