映画『探検隊の栄光』の初日舞台あいさつが16日、東京都内で行われ、出演者の藤原竜也、小澤征悦、田中要次、山本透監督ほかが出席した。
本作は、落ち目の俳優・杉崎(藤原)とテレビ番組のクルーが「杉崎探検隊」として秘境の地を舞台に、伝説の未確認生物(UMA)ヤーガを探し“撮影”に臨む様子を描く。
公開初日を迎えた感想を問われた藤原は「すごくうれしいですよ。大変な撮影でしたけど」と満面の笑み。続けて「こんなこと言うと怒られますが…」と切り出すと、この日は欠席したユースケ・サンタマリアの“不機嫌エピソード”を語り出した。
藤原は「早朝に待機している僕らに、助監督さんから『そろそろ移動をお願いします』と声が掛かる。そうしたらユースケさんは『何で行かなきゃいけねーんだよ!』みたいな感じで…」と声を荒げるユースケの物まねを披露。「『いやいや、そのために来てますから』と(僕らが)なだめる、そんな過酷な日々でした」と苦笑交じりで振り返った。
また撮影で「ワニと闘ったりトカゲを食ったりした」という藤原は「僕は『トカゲは絶対食いたくない!』と言ったら、(小澤から)『竜也の役者魂を見たい』とか訳の分からないこと言われて…」と隣の小澤にも不満をぶつけた。これに対して小澤は「本当はそんなことは言いたくなかったけど、ユースケさんに『言え!』と言われた。仕方なかった」と本人が不在であることをいいことに言いたい放題。
さらに続編の可能性について藤原が「僕らは監督も含めてやる気満々なんですが、小澤くんは現場の時からどうもやる気がない」と話すと、小澤は「俺じゃない!ユースケさん」と再びユースケを持ちだした。これには藤原も笑いながら「すべてはユースケさんの返事次第となっているので僕らも頑張って説得したい」と語った。