ラッキィ池田さんによるアイドルの振付けに注目してみる

このように、振付師として、また作詞家としても、子どもたちに愛される音楽コンテンツを次々にクリエイトし続けているラッキィ池田さん。何故、ラッキィさんの振り付けがこんなにも子どもの心を掴んで離さないのか……それを考える際に、ラッキィさんによるアイドル関係のお仕事に注目してみると、色々と興味深いポイントが見えてきます。

例えば、Berryz工房の『流星ボーイ』。

とにかく全編に渡ってチャーミングな動きが施されているこの曲。ハロプロ系アイドルの特色でもあるフォーメーションチェンジを軸にしつつ、そこに細やかでキュートな仕草を盛り込むことで、溌剌さと可愛さが同居した素晴らしい"作品"になっています。

また、同じくアイドル関連の楽曲で、ラッキィさんのセンスが大爆発した真骨頂のナンバーだと感じるのが、アフィリア・サーガによる『ネプテューヌ☆サガして』という曲です。

魔法をコンセプトにした飲食店であるアフィリア・グループに務める女の子たちを中心に結成されたアイドルユニット、アフィリア・サーガ。彼女たちには、ラッキィ池田さんが振り付けを担当している楽曲が幾つかあるのですが、中でもこの『ネプテューヌ☆サガして』は特に強烈です。

何はともあれ、凄まじいインパクトを誇っているのが、サビのパートでの「女性アイドルが大股開きで前後に移動する」というアクション! 一度観たら忘れられない個性的なダンスですよね。

アイドルの世界でも、こうしたポップで斬新な振付けを行っているラッキィさん。その辺りも加味して、その魅力や特徴をまとめてみたいと思います。