やっぱり美味しい定番お雑煮にカレーお雑煮
[東京江戸雑煮]
昆布・カツオ出汁のすまし仕立て。鶏肉とにんじん、ほうれん草など。でっかい椎茸もイン。イベニア取材班2人とも(秋田&茨城出身)「一番、馴染みのある味だね」と意見が一致。
ちなみに、本日一番早く品切れになったのもこちら。東京近郊の出身の人が多かったというのも理由のひとつかも。西のほうではみりんを使わないことが多いそうなので、そこが味付けにおける大きな違いのよう。
[新潟 新発田 鮭いくら雑煮]
鮭と、あえて火を通してトロッとさせたいくらが特徴。だいこん、にんじん、こんにゃくなどが入ってとっても具沢山。鮭といくらの贅沢コンビ。
本来はもっと具沢山、というこの新発田の鮭いくら雑煮。毎年1月に「全国雑煮合戦」がおこなわれる新発田市から、新発田商工会議所の青年部の方々が登場した。
お雑煮で町おこしをしているという新発田市。タイ風、中華風、豪華なカニ雑煮、スイーツ雑煮まで実にさまざまな雑煮を開発している。これは、ぜひとも一度食べてみたい!
[帝京平成大学生によるココナッツカレー雑煮(リニューアルバージョン)]
これまた変わり種! カレーにお餅。確かにあわないワケはない。ただのカレーじゃなくて、海老出汁がしっかりでていて、うれしい意外性。前回の反省をふまえ、桜えびを増量したのがリニューアルバージョンだそう。
栄養士を目指す若い学生さんたちが、雑煮の未来を変えていくんだ……! と勝手に期待。
実食してみて気づいたのは、どの雑煮にも高い頻度でにんじんが入っていること。さまざまな出汁や調理法のなかで、色や固さ、味が違っていて、各々のお椀の中にひっそりと佇み、なじんでいた。雑煮とにんじんの切っても切れない関係がそこにはあるのかもしれない……。