スーパーなどをのぞくと、さまざまな種類のポン酢が並んでいますね。しかし実はこのほかにも、地方でしか売っていないポン酢やお取り寄せで手に入れることができるポン酢などもあります。
そこで今回は、ユニークなポン酢を集めてみて、実際に鍋料理に使ってみました。原材料などに、その地方独特の素材が使われているものが多くあります。ひょっとすると、懐かしいと感じる人もいるかもしれませんね。
まずは、8種類のエントリーポン酢を紹介します。
地方独特の品も! 全国の“変り種”ポン酢
1 ミツカン 味ぽん 360ml
販売元:ミツカン(愛知県)
実売価格:250円前後
100ml当たりのカロリー:63kcal 食塩相当量:8.34g
皆さんご存じのスタンダードなポン酢。今回はちょっと変わったポン酢のラインアップなので、あえてベーシックな「味ぽん」が比較用としてエントリーしています。安価かつどこでも購入できるのがいいですね。
2 シークヮーサーぽんず 250ml
販売元:座間味こんぶ(沖縄県)
実売価格:650円前後
100ml当たりのカロリー:記載なし 食塩相当量:記載なし
沖縄発の柑橘類、シークヮーサーの果汁を使ったポン酢です。サワーなどで飲んだことがある人もいるかと思いますが、ポン酢は珍しいですね。カツオだしがベースになっています。
3 瀬戸内の風 はっさくレモンぽん酢 200ml
販売元:純正食品マルシマ(広島県)
実売価格:580円前後
100ml当たりのカロリー:59kcal 食塩相当量:5.8g
瀬戸内産のはっさくとレモンを使ったさわやかなポン酢。うまみ調味料や各種のエキス類は使っていません。はっさく(八朔)は、実は販売元のある広島県尾道市が原産だそうです。なお産地限定のはっさくを使用しているので、数量限定の商品です。
4 柚子こしょうポン酢 250ml
販売元:オジカソース工業(京都府)
実売価格:470円前後
100ml当たりのカロリー:72kcal 食塩相当量:5.8g
柚子こしょうに加えて赤唐辛子も使用した、ピリッとした味わいのポン酢。柚子こしょうはもともと九州を中心に使われていた調味料ですが、最近では全国的に食されるようになりました。ちなみに柚子こしょうの“こしょう”とは青唐辛子のことです。
5 キヌアぽん酢 360ml
販売元:丸秀醤油(佐賀県)
実売価格:1700円前後
100ml当たりのカロリー:37kcal 食塩相当量:記載なし
キヌアは、最近話題の南米産の食材。タンパク質、ミネラル、ビタミンなどが豊富で、健康食品として注目されています。あのNASAも理想的な宇宙食としているそうです。
この「キヌアぽん酢」は、キヌアから作られたキヌア酢とキヌア醤油を使った製品。従って、一般的な醤油や酢に使われる大豆、米、麦がまったく使われていません。例えば大豆アレルギーの人でも安心して食べられます。
6 的矢かきのぽん酢 360ml
販売元:ミエマン醤油西村商店(三重県)
実売価格:540円前後
100ml当たりのカロリー:記載なし 食塩相当量:記載なし
三重県の的矢湾で採れたカキを使ったポン酢。長期熟成されたカキのエキスが配合されているということで、カキの旨味が期待できますね。柑橘類としては、四国産の柚子、スダチ、ユコウを使用。
7 薩摩ぽん酢 250ml
販売元:ヤマエ食品工業(宮崎県)
実売価格:430円前後
100ml当たりのカロリー:97kcal 食塩相当量:6.6g
喜界島のゴマ、奄美の黒砂糖、鹿児島県の末吉の柚子が入ったポン酢。ゴマがたっぷり入っているのが特徴的です。カツオのほかに鶏のだしも使っているとのこと。九州の醤油を使用した「甘口タイプ」となっています。
8 黒にんにく ぽん酢 190ml
販売元:うれし野ラボ(三重県)
実売価格:540円前後
100ml当たりのカロリー:約80kcal 食塩相当量:約6g
三重県産の無臭黒にんにくを使ったポン酢。柑橘類としては、レモンとオレンジとの自然交雑によって生まれたといわれるマイヤーレモンを使っています。このポン酢、三重県にある相可高校調理クラブとの共同開発で生まれたものだそうです。