――サクラセブンズの現場の雰囲気はいかがでしょうか?

「本当に仲が良いので、チームワークは抜群です。今は家族よりも過ごす時間が長いですし。私も香港に一緒に行きましたが、バスの中ではみんな大合唱をしているんです(ここで楽しそうに歌う動画を見せてくれた)。まだ青春が続いていて、夢を追い求めている感じです!」

――サクラセブンズのポスターがとても素敵です。これはどういうアイデアから生まれたものですか?

「見た目も可愛い子たちが激しいプレイをするというのがサクラセブンズの魅力でもあります。普段はスッピンですが、絶対に素材がいいと思っていたので、今回はちゃんとお化粧し、ポージングして撮りました。

今は、日本代表のスコッドと呼ばれる候補選手は21人いて、その中から7人を選ぶというのは大変でしたが、サクラセブンズをみなさんに知ってもらうためには、7人の構図でいくしかないと思って、マネージャーに相談しました。それで、前回の昇格予選大会の出場時間が長かった選手7人を選びました」

セブンズの面白さは”スピード感”

――唯一のプロである山口真理恵選手を筆頭にしたメンバー7人は、かなりビジュアル的にもイケてます。男性なら、タックルされたいと思うかもしれません!

「そうなんです! 実際、今は山口選手もそうですが、桑井亜乃選手もご年配の方々から人気がありますし、冨田真紀子選手は、お姉さん(冨田彩紀子さん)がミス・ユニバースの岩手代表なんです。みんな、かなり粒揃いだと思います」

――セブンズの面白さについて教えてください。

「やっぱりスピード感だと思います。

15人制と同じピッチの広さなんですが、7人なので、一人ひとりの守備範囲が広くなるんです。一瞬の隙を狙って相手を抜き交わしてトライするので、すごくエキサイティングです。ただ、動き回るから選手は大変で、練習の時からかなり走りこんでいます。

女子も男子同様に体を大きくしないとダメなんですが、セブンズの場合、同時に走れないといけません。

15人制だと職人的な感じで、朴訥とやるポジションもあると思うんですが、セブンズの場合は、フォワードでも走り回るので、とにかくフィットネスを上げるトレーニングをしています。

GPSを装着して、試合や練習中にどれくらい動けたかのデータを取ったり、平均的な数値を高めることも目標にしてやっています。

日本人は体が小さい分、スマートなラグビーはできないので、とにかく走り回って体力をつけるしかない。日本人の泥臭さというか、当たっては崩れ、少しずつ前に進んでトライを取りに行く感じです」