来年1月4日に放送されるフジの大型スペシャルドラマ「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」で、鈴木京香と寺島しのぶが初共演することが分かった。
このドラマは、湊かなえ、三浦しをん、角田光代という現代を代表する3人の女性作家たちの傑作短編小説を映像化。女性たちが抱える“秘密”と“ウソ”にまつわる珠玉のミステリーを全3話のオムニバスで紡ぐ。
2人が登場する第3話の原作は、角田氏の「平凡」(新潮社刊『平凡』所収)。
鈴木演じる宮本紀美子は、結婚生活も20年を越え、近所のスーパーでパートをしている主婦。子どもはおらず、夫との会話の中に子作りの話題が出なくなって久しい。一方の寺島が演じるのは、紀美子の中学・高校の同級生、現在は人気料理研究家としてテレビに出演する榎本春花だ。
彼女の活躍を見るにつけ、自分が地味で不幸に思えてしまう紀美子は、春花に会えば、退屈な毎日から脱却できるのではと考え、ツイッターを介して連絡を取るが…、と物語は展開する。
台本を読んだ感想を、鈴木は「お互いに友情はかけがえのないものと感じているからこそ、再会するまでは緊張するし、つまらない大人と思われないよう少し背伸びもする…といった、女性特有の心情が丁寧に描かれている」とコメント。また「(私の)幼なじみは私がテレビや映画などに出る仕事に就いたことを、どう思うのかと想像しながら、役のことを考えました」と語っている。また、今回が初共演となった寺島については「“春ちゃん”のイメージ通りで、快活で活発、そして才能あふれる女性ですので、ご一緒していてとても楽しいです」と笑顔。
一方の寺島も、「華やかな春花役が、私でいいのかなと思った」と当初の戸惑いを明かしつつ「鈴木京香さんは、いつまでも本当にきれいな方だなと思って、現場でも見とれていました。日傘を差している姿がとても似合う方です」と憧れの思いを明かしている。
このほか、湊氏の「ムーンストーン」(ハルキ文庫刊『サファイア』所収)を原作とした第1話に永作博美と檀れい、三浦氏の「炎」(新潮文庫刊『天国旅行』所収)を原作とした第2話に土屋太鳳と門脇麦が出演する。
ドラマはフジテレビ系で、来年1月4日午後9時から放送。