関ジャニ∞が開催中のドームツアー「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」の東京最終公演を20日、都内の東京ドームで行った。
4度目となるドームツアーは、11月リリースのアルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」を引っ提げて開催中。東京公演は同グループ初の4DAYS。グループ活動も個人活動も絶好調の2015年をド派手に締めくくった。
コンサート前には囲み取材が行われ、村上信五は「“元気になる”といっても単純に騒ぐことじゃないっていうのがコンセプト。今の関ジャニ∞の魅力がより取り見取り詰まっていると思う」とコメント。
コンサートなどで去年からトランペット演奏を披露している横山裕は「今回のコンサートは幅広い。音楽的にもそうですし、関ジャニ∞で何ができるかと考えた時にちょっと面白いこと、ほかのジャニーズの人ではやらないことをやろうと」と内容に自信を見せた。
衣装はメンバー1の“ファッション番長”安田章大が中心となりスタッフとの話し合いを進めた。安田が「やったことのないことをやってみようと。メンバーが作ることでまた新しいものが生まれればいいなと思いました」と語ると、丸山隆平も「衣装も見どころ。元気の出る衣装です!」と笑顔で続けた。
2015年を振り返り、「グループでのレギュラー番組も2本増えたし、個々で新しい番組や新しい挑戦をしたり充実した1年になった」と丸山。今年のグループ活動を漢字1文字で表すと「生(なま)」と発表し、7人を代表し村上が「いろいろなステージで生演奏をたくさんやらせていただきました。ライブに特化した1年」と説明した。
渋谷すばるは「今年はめっちゃ良かった。いろんなことをさせてもらいましたし、ずっとライブ感のあった1年。新しい音楽番組が始まったのもデカイ。いろんな人とコラボさせていただいて緊張感もあるし、まさに“生(なま)”って感じ。これからもいろんなことに挑戦させてもらえたら」と充実の表情を見せた。
最後は丸山が代表して“来年に向けてのメッセージ”を。「今年は“生”で僕たちの元気を直接お届けしましたけど、来年はさらに、躍動感のある年にしていきたい。動きのある関ジャニ∞を楽しんでいただけたらと思っていますので、乞うご期待! 来年も関ジャニ∞でエイエイオー!」というと、メンバーは「エイエイオーって!?」と困惑しつつも、爆笑していた。
公演はアルバムの楽曲を中心に、アンコールを含め全25曲(メドレー込み)をパフォーマンス。シングル曲を立て続けに披露し、バンドで熱い音と思いを届けた。バンドでは楽器と機材ごとムービングステージに乗り、アリーナの観客の上を演奏しながら通過した。
中盤は、メンバーが“キャンジャニ∞”というガールズユニットに扮(ふん)し、キュートなダンスとかれんな歌声を披露。超ミニスカートで何度もターンを決めてピンクのパンツをチラ見せする、渋谷そっくりの“すば子”をはじめ、“7人”は終始ノリノリ。
また、アルバムの特典映像と連動したユニットでの楽曲も。先の囲み取材で大倉忠義が「年齢を重ねてきてほかの二組は大人っぽい演出になってるけど、僕らは逆行してる。若く見られたい、カッコよく見られたいという願望が出ています」と語ったように、丸山、安田、大倉の「my store~可能性を秘めた男たち~」、錦戸亮のアルトサックスと横山のトランペット演奏で魅せる「バナナジュース」、渋谷と村上が関ジャニ∞の楽曲「渇いた花」を自身のピアノとブルースハープでアカペラ披露するなど、バラエティーあふれるパフォーマンスで観客を沸かせた。
渋谷は「皆さん最高です、ありがとう。今の関ジャニ∞はこれが全て。これ以上もこれ以下もない、今の俺らはこれです。これからも目の前にあるものを精一杯やって、皆さんの前に立ち続けたいと思う」とメッセージを送った。
本編最後の楽曲が終わり、ステージ上で全員が1列に。村上が「東京でできることは全てやり尽くせたし、出し切れたと思う。僕らが元気を渡すはずが、みんなから元気をもらった気がします」と語ると、ファンから大歓声が上がった。