映画『猫なんかよんでもこない。』の初日舞台あいさつが30日、東京都内で行われ、出演者の風間俊介、つるの剛士、松岡茉優と山本透監督、原作者の杉作氏、主題歌を担当したSCANDALが出席した。
実話を基にした同名人気コミックを映画化した本作は、ボクシングに人生を懸ける猫嫌いのミツオ(風間)と、兄(つるの)が拾ってきた2匹の猫“チン”と“クロ”とのかけがえのない日々を描く。
総勢14匹の猫との撮影について風間は「撮影の中で(一緒に)生活をしていました。僕自身も猫がかわいくて“うちの猫”という感じで、あいつらのここがな~というところも出てくるような…」と語りながら頬を緩めた。
続けて「黒猫のクロを鍛えるためにトレーニングをさせるシーンで、クロに対して『おまえさぼるなよ』と言って僕が出ていった瞬間にクロがさぼるという、脚本にはなかった天才的なアドリブを楽しんでほしいです」と明かして“親ばか”ぶりを発揮した。
一方“犬派”という松岡は「人生においてこれまで猫と関わることがあまりなかった。抱き方も分からなかった」と語り、抱き方のレクチャーをはじめ、スタッフへの気配りやロケ中の通行人整理までこなした風間を「尊敬する先輩として、これから風間俊介氏を挙げていきたい」と褒めちぎった。
これに風間は「さっき裏で、今日の占いで人を褒めると運気がアップするとおっしゃっていましたね。今僕を褒めてくれたのと関係ありますか?」と鋭く突込みを入れた。松岡が慌てて「風間さんが出ていた映画の番宣の続きで見た占いなので関係ないです!」と弁明すると、風間は「じゃあひねくれず素直に受け止めます」とにっこりほほ笑んだ。
また、劇中のミツオ同様、家族に迎え入れたいぐらい気になっている動物を問われると、風間が「プレーリードッグですね、あのちょこんと感。今年33になりますが、僕の中にもああいうちょこんと感がほしいんです」と語り、つるのは「猫2匹、犬、トカゲ、子どもが4人いて6月にもう1人子どもが来るので、もう無理ですね。たまに庭にハクビシンも来ます」と大家族ぶりを明かして笑わせた。