3日、映画『セーラー服と機関銃 ―卒業―』のジャパンプレミアが都内で行われ、橋本環奈、武田鉄矢、大野拓朗、宇野祥平、前田弘二監督が出席した。
3月5日に公開するこの作品は、薬師丸ひろ子主演で大ヒットした映画『セーラー服と機関銃』の、その後を描いた物語。“天使すぎるアイドル”として人気の橋本が初主演で元組長の女子高生・星泉を演じ、町に迫る魔の手にかつての組員たちと立ち向かう姿を描く。
ステージに劇中のセーラー服で登場した橋本は、ベテラン俳優陣と共演した撮影を振り返り「本当に素晴らしい俳優部のみなさんで、前にいるだけで圧がすごかったです。でも、逆に泉らしく全力で真正面から立ち向かっていけたかなと思います」とコメント。プレッシャーもあったが、「撮影に入る前に前田監督と大野さんと宇野さんとリハーサルを2カ月くらいさせていただいて、星泉像を作り上げて撮影に臨みました」と万全の準備で挑んだ様子を語った。
また、劇中で橋本が機関銃を撃つ名シーンでは、作品を象徴する重要な場面だけに何テークも重ねていた苦労を武田が述懐。すると、橋本は撮影中硬くなっていたことを明かし「武田さんが『好きにやっていいんだよ』って言ってくださって…。それで、リラックスしてあの名シーンができたのかなと思います」と武田に感謝の気持ちを語った。
さらに、この日は橋本の17歳の誕生日で、イベント後半にはサプライズでバースデーケーキが登場。観客から一斉に「組長、お誕生日おめでとう!」と大合唱が起こり、武田から贈る言葉で祝福されると、橋本は「今まで生きてきた中で、こんなに多くの方に祝ってもらえたのは初めてだと思います。ありがとうございます」と感激。「この映画を機に、もっと芯のあるいろんな役に変われる女優さんになりたいと思いますし、主題歌も歌わせていただいていますので、演技の方も歌の方ももっとがんばっていきたいと思います」と抱負を語った。
その後の締めのあいさつでは、家族も来場しているという客席に向かって感謝や決意を込めた約6分間のスピーチを行った橋本。スピーチの最後では「私にとって人生の中でただ一つの初主演映画となりました。夢の途中だったものが形になり、今日ここで私たちの夢の幕開けとなります。今日はありがとうございました」と締めくくり、大きな拍手の中でイベントは幕を下ろした。