舞台「Endless SHOCK」の通し稽古と囲み取材が3日、東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、屋良朝幸、前田美波里が取材に応じた。

 「SHOCK」シリーズは2000年からスタートした堂本光一の主演ミュージカル。2014年10月には堂本がミュージカルの単独主演記録1位を樹立、2016年帝国劇場公演も全日程即日完売という日本を代表する人気作品だ。

 4日の初日を前に、堂本は「公演を始めたころに比べたら体力の回復力はなくなってきているかもしれないですが、ひとつの公演にかけるエネルギーと気持ちの上での充実感は、20代のころより今のほうがあると感じています」とコメント。

 ライバル役の屋良も「毎年、これが最後という気持ちでやっているので戻ってこられてうれしい。『SHOCK』で成長させてもらったこともあるし、得たものを発揮できる場をもらえることがすごくうれしいです」と声を弾ませた。

 この舞台の稽古中に誕生日を迎えた屋良。リハーサル中、屋良がプレゼントを渡すシーンにかけてサプライズで祝福をしたというが、堂本は「実はまだプレゼント(物)は渡していない。僕の誕生日には屋良から服をいただいたので、ちゃんとお返しをします。ちょっと待ってて」と笑顔を見せた。

 節分にちなんだ質問では、「昨年はあってはならない舞台上での事故もありました。今年は事故がないことを一番に。スタッフの皆さんもすごく慎重にやってくださっているので、僕たちは安心して舞台に立つことができます。そういう鬼には出て行ってもらいたいですね」と真剣に答えた堂本。

 「2016年も『SHOCK』の幕が開こうとしています。2カ月という長い公演ですが、キャスト、スタッフ全員で『2016年のSHOCK』を届けたい。劇場に足を運ばれる方は楽しみにしていただけたら」と締めくくった。

 最後にジャニーズ事務所の先輩・SMAPについてコメントを求められると「僕たちKinKi Kidsはデビュー前からずっとバックダンサーをやらせていただいていたので、そういう意味では非常に心配ではあったんですが。でも、事は落ち着いたというふうに聞いていますし、エンターテインメントの世界でのパイオニアである先輩。これからもSMAPの皆さんの背中を見て、芸能界の、エンターテインメントのパイオニアでいてほしいです」と語った。

 舞台は2月4日~3月31日、東京・帝国劇場にて上演。