「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」へようこそ!

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」 ©Disney 撮影 / YOSHI

それでは、アトラクションに秘められたストーリーを見ていきましょう。

私たちが訪れるのは、メディテレーニアンハーバーの丘の上に立つ博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」です。

ここは、空を飛ぶという人類の夢をたたえるために、チェッリーノ・ファルコ氏が創設しました。

チェッリーノ氏の死去後、二代目館長に就任したのが、彼の娘であるカメリア・ファルコ氏でした。

ファンタスティック・フライト・ミュージアムでは、彼女の生誕100周年を記念した、特別展が開催されています。

ミュージアムの入り口をくぐると、3本のバナーが飾られています。

そのうち真ん中のものに描かれているのが、カメリア・ファルコ氏です。

「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」二代目館長のカメリア・ファルコ。 ©Disney 撮影 / YOSHI

階段を下りて中庭を通ると、博物館の入り口が見えてきます。

ロビーには博物館のオープニングセレモニーの様子や、これまでの歴史、博物館の図面などが飾られています。

ロビーの展示。右奥に見えるのが、オープニングセレモニーで使われたハサミ。 ©Disney 撮影 / YOSHI

一つ一つに、この博物館の歴史が感じられますね。

通路を進んでいくと、ロタンダでの常設展「飛行へのインスピレーション」が見えてきます。

ロタンダとは、円形のドーム状の建物を指す。ここには日本を思わせる壁画も。 ©Disney 撮影 / YOSHI

中央には記念碑であるオベリスク、その周りには、空を飛ぶことへの憧れを描いた、数多くの壁画が描かれています。

あまりの美しさに、待ち時間もあっという間に過ぎていくはずです。

また、壁面には、考古学・工学・生物学・歴史の4つをテーマにした展示も飾られています。

常設展を眺めた後は、いよいよカメリア・ファルコ生誕100周年の特別展へと向かいましょう。

空を飛ぶことに情熱を注いだ女性「カメリア・ファルコ」

カメリア・ファルコ生誕100周年の特別展 ©Disney 撮影 / YOSHI

空を飛ぶための研究に人生をささげ、努力しつづけたカメリア・ファルコ氏。

特別展では、思い出の品々や研究資料など、彼女の功績をたたえる様々なものが飾られています。

その中でも注目したいのが、彼女が女性で初めて、探険家・冒険家学会(S.E.A.)のメンバーに選ばれたときの様子を描いた絵です。

S.E.A.とは、探険家、冒険家、科学者、技術者、芸術家といった、新たな知識を探求しつづける人々が集まる学会のことです。

カメリアが亡くなった後は、S.E.A.が彼女の遺志を継いで、この博物館を運営しているのです。

実はこのS.E.A.には、東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」に登場する、ハリソン・ハイタワー三世もメンバーとして名を連ねています。

また、フォートレス・エクスプロレーションや、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタとも関係が深い組織なのです。

特別展の中央に飾られているのが、カメリア・ファルコの肖像画だ。 ©Disney 撮影 / YOSHI

さて、そんな特別展を眺めていると、私たちゲストは不思議な体験をします。

どんな不思議な体験かは、実際にその目で確かめてくださいね。

いよいよ、特別展の目玉、カメリアが仲間たちと開発した「ドリームフライヤー」を見学するために、博物館のテラスへ。

「ドリームフライヤー」が展示されているテラス。入り口はAからCに分かれている。 ©Disney 撮影 / YOSHI

テラスの上には、満天の星空。

さあ、私たちもカメリアと同じように、空への夢を抱いて出発することにしましょう。

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