「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」へようこそ!
それでは、アトラクションに秘められたストーリーを見ていきましょう。
私たちが訪れるのは、メディテレーニアンハーバーの丘の上に立つ博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」です。
ここは、空を飛ぶという人類の夢をたたえるために、チェッリーノ・ファルコ氏が創設しました。
チェッリーノ氏の死去後、二代目館長に就任したのが、彼の娘であるカメリア・ファルコ氏でした。
ファンタスティック・フライト・ミュージアムでは、彼女の生誕100周年を記念した、特別展が開催されています。
ミュージアムの入り口をくぐると、3本のバナーが飾られています。
そのうち真ん中のものに描かれているのが、カメリア・ファルコ氏です。
階段を下りて中庭を通ると、博物館の入り口が見えてきます。
ロビーには博物館のオープニングセレモニーの様子や、これまでの歴史、博物館の図面などが飾られています。
一つ一つに、この博物館の歴史が感じられますね。
通路を進んでいくと、ロタンダでの常設展「飛行へのインスピレーション」が見えてきます。
中央には記念碑であるオベリスク、その周りには、空を飛ぶことへの憧れを描いた、数多くの壁画が描かれています。
あまりの美しさに、待ち時間もあっという間に過ぎていくはずです。
また、壁面には、考古学・工学・生物学・歴史の4つをテーマにした展示も飾られています。
常設展を眺めた後は、いよいよカメリア・ファルコ生誕100周年の特別展へと向かいましょう。
空を飛ぶことに情熱を注いだ女性「カメリア・ファルコ」
空を飛ぶための研究に人生をささげ、努力しつづけたカメリア・ファルコ氏。
特別展では、思い出の品々や研究資料など、彼女の功績をたたえる様々なものが飾られています。
その中でも注目したいのが、彼女が女性で初めて、探険家・冒険家学会(S.E.A.)のメンバーに選ばれたときの様子を描いた絵です。
S.E.A.とは、探険家、冒険家、科学者、技術者、芸術家といった、新たな知識を探求しつづける人々が集まる学会のことです。
カメリアが亡くなった後は、S.E.A.が彼女の遺志を継いで、この博物館を運営しているのです。
実はこのS.E.A.には、東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」に登場する、ハリソン・ハイタワー三世もメンバーとして名を連ねています。
また、フォートレス・エクスプロレーションや、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタとも関係が深い組織なのです。
さて、そんな特別展を眺めていると、私たちゲストは不思議な体験をします。
どんな不思議な体験かは、実際にその目で確かめてくださいね。
いよいよ、特別展の目玉、カメリアが仲間たちと開発した「ドリームフライヤー」を見学するために、博物館のテラスへ。
テラスの上には、満天の星空。
さあ、私たちもカメリアと同じように、空への夢を抱いて出発することにしましょう。