映画『テラフォーマーズ』の完成披露レッドカーペットイベントが9日、都内で行われ、出演者の伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬、ケイン・コスギ、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、三池崇史監督が出席した。
発行部数1,400万部突破の人気コミックを、鬼才・三池崇史監督がメガホンを取り完全実写映画化。人類の火星移住計画の仕上げのため火星に送り込まれた昆虫のDNAにより変異した隊員と人型に異常進化した凶暴な驚愕生物(テラフォーマー)へ姿を変えた“ある生物”との闘いを描く、SFアクション。
あいにくの空模様の中にもかかわらず、レッドカーペットに登場したキャストを迎える観客の熱気は最高潮。白いリムジンから伊藤ら豪華キャスト、監督が姿を見せると鳴り止まない歓声が会場に響いた。
小町小吉を演じた伊藤は「三池さん今度は何をやるのか?と。ジェットコースターに乗っているような、体験型ムービーです」と作品を紹介。
秋田奈々緒役の武井はセクシーなベアトップドレスで登場。あまりの寒さに「衣装失敗しちゃったかな」と苦笑いしつつも「皆さんがあたたかく迎えてくださってうれしいです」と観客への感謝を述べ、「劇中の衣装はミリ単位で採寸して作っていたので、撮影中の体形維持が大変でした」と撮影を振り返った。
元キックボクサー武藤仁役の山下はアクションシーンが多くあり「監督が棒を振りながらアクションのイメージを作ってくれた。自分がどこか遠くへ行ってしまったような、自分じゃないくらいカッコいいアクションシーンになったと思う」と自信をみせた。
原作の大ファンだという小栗はテラフォーミング計画を立ち上げ、隊員を火星へ送りこむ本多晃役。「小吉を伊藤さんがやるということを聞いて、完璧なキャスティングだなと思った」とコメント。大迫空衣役の篠田は「共演の皆さんのお芝居が見られてすごく贅沢で幸せでした」と笑顔で語っていた。
伊藤は「三池監督はあまり役者と飲みに行ったりするタイプの監督じゃないけど、この前、山Pと監督とすっぽんを食べに行って。あまりに楽しくなって、そのあとスナックにも行っちゃった」とエピソードを披露。「スナックと言っても変なとこじゃないよ」と笑いつつ、「ダメ元で監督に1曲歌ってとお願いしたら、『風に立つライオン』を歌ってくれた」と続けると、キャストからも笑い声が起こった。
映画は4月29日全国ロードショー。