「“青の時代”名曲ドラマシリーズ・荒井由実『ひこうき雲』」の完成披露試写会が14日、東京都内で行われ、出演者の広瀬アリスと三吉彩花が登壇した。
本作は、日本がバブル景気に浮かれつつあった1980年代後半を舞台に、二人の女性の青春を描く。広瀬はユーミンの曲に描かれたライフスタイルに憧れながら出版社への就職を目指す大学生の円子を、三吉はそんな円子が憧れる洗練された女性の真央をそれぞれ演じた。
広瀬は「三吉さんと映像で共演するのは9年ぶり。年齢的には彼女の方が二つ年下だけど、現場ではずっと真央として居てくれたので、私は円子として真央に頼りながらの撮影だった」と明かし、「二人の友情にジーンとしてもらえたらうれしい」とアピールした。
三吉も「(広瀬とは)専属雑誌が長い間一緒だったので、本当に安心してお芝居をさせてもらった」と語り、笑顔を浮かべた。
三吉は、真央が円子を2回ビンタする後半のシーンについて触れ「本番は本気でやりましょうと話してやったけど、思った以上にヒットしてしまって…、パチンではなくドスッという音がした。この場を借りて謝罪したい」と広瀬に平謝り。
ドラマが描く時代は、男女雇用機会均等法が施行され、女性の生き方が転機を迎えていたころ。劇中では、二人共「仕事か、結婚か」と二者択一を迫られる場面が描かれている。感想を求められた三吉は「確かに今の時代は“仕事もやりながら結婚”という流れだと思う」としつつ、ドラマはあくまで過渡期を描いたもので、その選択に「特に違和感は感じなかった」とコメント。
一方、広瀬は、結婚せずに仕事を選んだ円子に共感を覚えたようで「私は(自立した)円子の生き方が一番好き。私も結婚願望が全くなくて、もう自由に生きていきたくて…。家族とはいえ、他の人のために家事ができないんですよ。家事は一人分!」と語って笑いを誘った。
ドラマはBSプレミアムで24日、午後10時~11時に放送。