子役にメロメロの菅野美穂

 映画『ルーム』のジャパンプレミアが21日、東京都内で行われ、出演者のブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ、ゲストとして菅野美穂が出席した。

 ブリーは「日本には絶対一度行きたいと以前から夢に思っていました。こんなに温かい歓迎を受けて幸せに思っています」とあいさつ。ジェイコブも「今ここに立ってすごくドキドキしています。4歳の時からずっと日本に来たいと思っていました」とかわいらしいジョークを飛ばして笑いを誘った。

 本年度のアカデミー賞で初ノミネートで主演女優賞を受賞したブリーは、集まったファンから大きな拍手で「おめでとう!」と祝福を受けると「授賞式の翌朝に飛行機でベトナムに行って、3週間撮影をしてベトナムから(直接)日本に来ています。最初に触れ合ったのが今ここにいる皆さんで、受賞後初めてお会いできることをうれしく思います」と喜んだ。

 昨年8月に夫の堺雅人との間の第1子を出産後、初の公の場への登場となった菅野は「本作で描かれる“母と子の濃密な愛の物語”に感動した」と語り、ブリーには花束を、ジェイコブにはバルーンアートを贈り「ようこそ日本においでくださいました」と歓迎した。

 「アリガト」とはにかみながら受け取ったジェイコブに思わず「かーわーいーいー!」と声を上げた菅野は「言葉にできない衝撃と、見終わった後の世界が広がる感じ、爽快感。すごく力のある映画だと思いましたどうやってお二人は関係を作っていったんですか?」と質問した。

 ジェイコブが「撮影の前にブリーさんがホテルの僕の部屋に何度も足を運んでくれて、どうでもいい話をしました。テークの間は一緒に遊んで、ゲームをした時に初めてけんかをした。僕がゲームの仕方を知らなくて勝手にルールを作っちゃったから」と明かすと、菅野は「なんてかわいいの! 連れて帰っちゃうぞ」とすっかりメロメロになっていた。

 映画は4月8日からTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー。