2005年に韓国でデビューし、日本やアジア各国でも大人気を博したSS501。10年の活動休止から6年がたち、ついに、ホ・ヨンセン、キム・キュジョン、キム・ヒョンジュン(末っ子)の3人が、ユニットDouble S 301(ダブル・エス・サンマルイチ)として活動をスタート! 16年4月20日には待望の日本アルバム『ETERNAL S』を発売し、東京、大阪でのコンサート開催も決定。再び日本のファンの元へ帰ってきた3人に、活動再開への意気込みを聞いた。

タイトル曲は3人のイメージにぴったりの1曲

―Double S 301として久しぶりに日本での活動を再開されましたが、SS501のデビュー当時と比べてどんな変化がありましたか。

ヒョンジュン デビュー当時と比べたらかなり変わっていますね。当時は所属事務所やレコード会社が考えたコンセプトの曲をもらってレコーディングをするケースが多かったんですが、今は、どんな楽曲を歌うのか、趣向やコンセプトを3人で一緒に話し合って作っていくというのが、一番の変化です。
キュジョン (「もっと知りたい!韓国TVドラマvol.20」に掲載された日本デビュー当時の写真を見て)外見も結構変わりましたね。でも何よりも変わったのは活動に向けての心構えのような気がします。当時は情熱にあふれ、意欲に燃えていたんです。もちろんその気持ちが変わったわけじゃないですが、今は、どうやってファンと触れ合い、どんな形で僕らの姿を見せるべきかについて、もっと頭を悩ませてるんです。そういえば、デビュー当時は日本の街中を歩くときもSS501のイニシャルが入ったネックレスをしていましたね。僕らを知ってもらいたくて。今は、僕らのことを応援してくれる方のために、より良い姿を模索しています。

―16年4月20日にアルバム『ETERNAL S』が発売になります。タイトル曲の「Fraction」はどんな曲ですか。

キュジョン 僕らDouble S 301だからできる、僕らにぴったりの楽曲です。もしSS501の5人だったらタイトル曲には選ばれなかったでしょうね。SS501とはまたカラーが違うんです。切なくて神秘的な歌詞も気に入ってます。

―アルバム1曲目の「Bad Dimension」は?

ヒョンジュン 英語の歌詞と日本語の歌詞が行き来する言葉遊びもあって、アドリブも多い曲です。普段僕が好んで歌ったり聞いたりする音楽に近い曲で、自分にハマる曲だと思いました。レコーディングも不思議なぐらいスムーズにできて、気持ち良く歌えた曲ですね。

―韓国でひと足先に「PAIN」という曲を発表されました。激しいダンスチューンの曲でしたが、踊りの方はいかがでしたか。

ヨンセン それほど難しくはなかったですね。ただ以前と違うのは、以前は2、3曲続けて踊っても平気だったのに、今は1曲踊ったら息が上がってしまって連続では踊れない…ぐらい?
キュジョン 激しいと感じられたようですが、僕らにはちょうどいい感じでした。SS501の曲より体力的にもきつくない振り付けというか。ただ少ない人数で多様な動きを見せるために、ちょっと移動が多いかな、というぐらい? 実は僕も久しぶりだから、振り付けを覚えるのに時間が掛かるんだろうなと思っていたんですが、ヨンセンもヒョンジュンもソロ活動をしてきたからか、覚えるのがめっちゃ早くて。僕はもともと遅いんですよ。でも2人のおかげで早く覚えられました。
ヒョンジュン 早く覚えるよりうまく踊れることが大事!
ヨンセン そうそう。

思い出がよみがえってくるコンサートにします!

―3人で集まると主にどんな話をしていますか。

ヨンセン ふざけたり、いたずらしたり?
ヒョンジュン いたずらしてばっかりです。ヨンセンにいじめられているんです。今もほら!(ヨンセンがメモしている質問用紙を指して)僕が書いたみたいに名前を書いて、変なことばかり書き込んでいるんですよ。
ヨンセン (表情を崩さずヒョンジュンのコメントを書き込み続ける)
キュジョン ハハハ、本当だ。上にヒョンジュンの名前が書いてある(笑)。
ヒョンジュン さっきからずっと書いていたよ。こういうふうにふざけ合ったり、冗談を言い合ったり、これまで話せなかったことをたくさん話しています。一緒にお酒もよく飲みます。
キュジョン 休みの日があるとみんな「お酒一杯どう? いろいろ語り合おうぜ」となって、悩み事や将来について思っていることをみんなで共有し合うんです。例えばヒョンジュンは、「もうすぐ30代だけど、10年後はどうなっているんだろう」と、将来への不安についてこぼすのですが、そういう話を聞けるのも僕にとってはありがたいことですね。何も考えていなかった僕も、それをきっかけにこれからのことについてプランを立て始めたりしています。
ヒョンジョン キュジョンはさっぱりした性格なんです。
キュジョン 今日が楽しければそれで良し、明日大変だったら少し休んでいけば良し!
ヒョンジュン ヨンセンも同じタイプで、「(のんびりとしたヨンセンの口調を真似して)はーい、分かった。今日やらないの? じゃ、明日やろっか」って。
キュジョン ハハハ、口調がおじいちゃん~
ヨンセン 僕は2人に合わせてあげるタイプですね。

―リーダーはどなたですか。

キュジョン ヨンセンです。ホ・リーダー。
ヨンセン 一応、形式上は。でも僕はみんなリーダーだと思ってます。
ヒョンジュン はい? いつも自分がリーダーだって言ってるじゃん。
ヨンセン 誰かがリーダーとなって引っ張っていく、というより、「メンバー一人一人の意見を大事にして、全員がOKしてこそ1つの発言として成立する」というのがメンバーたちの考えです。だから、3人全員がリーダーだと思います。
ヒョンジュン&キュジョン おぉ~

―皆さんそれぞれ俳優としても活躍中ですが、お互いの演技をチェックしたり、アドバイスしたりしますか。

ヒョンジュン はい。いつもお互いの活動はチェックしています。メンバーであり、家族のような存在なので、何をしていても気になりますし、心配なんです。キュジョンの出演したドラマも見ましたし、ヨンセンのミュージカルも見に行きました。そういえば、15年12月に僕とヨンセンが東京でミュージカルをやっていたのですが、キュジョンが応援を兼ねて見に来てくれたんです。舞台を見て泣いてましたよ。
キュジョン すごく上手でした。メンバーの演技を見て泣いたのは初めてでしたね。

―最近ハマっていることは?

ヒョンジュン ゴルフ! 超楽しいです。意外と同年代の芸能人の友達にもやってる人が多くて、一緒にやったりもします。運動はもともと好きですしね。キュジョンは?
キュジョン 僕? 僕は特にないですね。休みの日は家でゆっくり過ごすほうです。16年こそは新しい趣味を見つけなきゃ!
ヨンセン 僕も家でゲームをしたり、テレビを見ていることが多いですね。

―日本でのコンサートも控えていますが、見どころは?

キュジョン 本当に久しぶりに、いや、3人としては初めてライブを開催することになりました。新曲を披露するのももちろん大事ですが、僕らはSS501時代の曲をたくさんお聴かせしたいと思ってます。みんなソロでは日本でコンサートを行ってきましたが、3人で声をそろえるのはかなり久しぶりですからね。3人のハーモニーをお聴かせするので、ファンの皆さんも昔の思い出に浸れるすてきなコンサートになればいいですね。
ヒョンジュン せっかくカムバックしたからには、本気でやりますから、皆さんも本気で楽しんでください。もう恥ずかしがらずに、僕らが大好きだと胸を張って声に出してください!
ヨンセン (日本語で)応援よろしくお願いします!

photo : Han Kwang-Ho

Profile
Double S 301
05年に韓国でデビューした5人組男性アイドルグループSS501のメンバーのうち、キム・ヒョンジュン(リーダー)、パク・ジョンミンを除く、ホ・ヨンセン、キム・キュジョン、キム・ヒョンジュン(末っ子)の3人によるユニット。08年に韓国で「U R MAN」を発表し、翌年には「花より男子~Boys Over Flowers」の挿入歌「僕の頭が悪くて」をヒットさせる。10年のSS501活動休止後は各自ソロ活動を行う。16年2月に韓国で活動を再開し、4月には日本でミニアルバムを引っ提げ、カムバックを果たす。


ホ・ヨンセン
86年11月3日生まれ。178センチ。O型。


キム・キュジョン
87年2月24日生まれ。181センチ。A型。


キム・ヒョンジュン(末っ子)
87年8月3日生まれ。181センチ。O型。

【CD発売情報】
Double S 301 日本ミニアルバム『ETERNAL S』
16年4月20日発売

初回限定盤(DVD付き)
2800円+税【CD】①Bad Dimension ②Fraction ③From dusk to dawn ④Let me Know ⑤Never Ending Dream 【DVD】「Fraction」PV
★特典:トーク&フォトセッション応募抽選券A(封入)

通常盤
2200円+税【CD】①Bad Dimension ②Fraction ③From dusk to dawn ④Let me Know ⑤Never Ending Dream
★トーク&フォトセッション応募抽選券B(初回プレス分のみ/封入)

ポニーキャニオン・ショッピングクラブ限定盤
4800円+税【CD】①Bad Dimension ②Fraction ③From dusk to dawn ④Let me Know ⑤Never Ending Dream 【DVD】「Fraction」PV/メーキング映像
★スペシャルパッケージ&豪華ブックレット付き、抽選で約600名を東京・大阪サイン会にご招待

【ライブ情報】
Double S 301「U R MAN IS BACK in JAPAN」
16年4月25日(月)18時半開演
TOKYO DOME CITY HALL(東京)

16年4月27日(水)18時半開演
オリックス劇場(大阪)

各1万2000円(全席指定)発売中
問い合わせ:ソーゴー東京 03-3405-9999