アルルカン・暁(Vo) (撮影・さわきみのり)
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4月2日、東京・赤坂BLITZにてアルルカンのワンマンライブ『「傷」× ツケルTOUR FINAL-決別-』が行われた。

13年秋の始動以降、一度見たら忘れられないライブパフォーマンス、〈次世代名古屋系〉を標榜しつつ、その名前に負けることのないバラエティ豊かな楽曲、ネット動画などをフックにした話題性をバネに、飛ぶ鳥を落とす勢いでシーンに大きな「傷」をつけてきたアルルカン。

アルルカン・來堵(G) (撮影・さわきみのり)

昨年末からこの日までの一連のライブに冠されている『「傷」× ツケル』は始動当初のアルルカンが、自身の存在をしらしめるかのように、怒涛のライブを行った時のツアータイトルでもある。

『「傷」×ツケルTOUR-片鱗-』は自身2度目となる全国ワンマンツアー、雑誌「Cure」の主催する『ノンフィクション』ではBugLugと真っ向から戦い、そして先輩後輩問わず同じシーンに集うバンドたちとの共演イベント『「傷」×ツケルTOUR-呼び水-』を敢行。いつもながら、わずか4ヶ月弱の間でよくもまあここまで詰め込んだものだと感じ入ってしまう。

アルルカン・奈緒(G) (撮影・さわきみのり)

この日、ステージに掲げられた巨大なバックドロップには『「傷」× ツケルTOUR FINAL-決別-』と大きく刻まれ、ツアーファイナルのためだけに用意されたものだということが窺い知れる。

何に「傷」をつけるのか、何との「決別」を意図しているのだろうか。その答えはステージにしかない。