3回感謝する

仕上げは、感謝の気持ちを1回ではなく3回伝えること。繰り返すのは、伝わるように伝えなければ意味がないからです。

感謝がきちんと伝わると、「エンハンシング効果」と言って、ほめられたり期待されたりすることによって、モチベーションが上がる現象が起きます。

この効果は、言葉でほめる場合、女性から男性に向かって話すことでのみはたらきます。女性が尽くす行動をとって男性に感謝されても、そこまで強い喜びや意欲は生まれません。

男性が女性に尽くして感謝されるのは、ものすごく気持ちいいことであり、また尽くしたいというモチベーションが高まるのです。

本当に尽くしたがっているの? 彼が?

「私の彼氏はそっけないタイプで、残念ながら尽くしてくれそうにもない」と思った女性もいるのではないでしょうか。

しかし瀬里沢さんは、尽くすのが好きなようには見えない男性に対しても「溺愛ループ」は効くと、自信をもって主張しています。

脳科学的に言って、惚れた女性には尽くしたくなるのが男性の本質だからです。尽くすにつれ「俺は尽くすだけの価値がある女性とつきあっている!」という誇りまで湧き上がってくるのが、溺愛の仕組みなのです。

1週間で回そう!

的を出す・彼が行動する・彼女は感謝する。この3つを順繰りに進めていくことで、「溺愛ループ」が回っていきます。

本気なら、デートをした相手に対して1週間以内に「溺愛ループ」を回してほしいと、瀬里沢さん。

もし回らなくなったら、的の出し方や感謝の仕方を見直しましょう。

的の出し方が分かりづらいのではないか、つまり彼女のわがままの伝え方がざっくりしすぎていなかったか。あるいは、感謝の伝え方が足りていなかった可能性もあります。的の出し方と感謝の仕方を変えてみて。

やり方はシンプルだけど一生の幸せを呼びこむ魔法の「溺愛ループ」、あなたもぐるぐる回してみませんか。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。