ヒロインの千早を演じた広瀬すず

 映画『ちはやふる』からくれなゐレッドカーペットイベントが20日、都内の歌舞伎町セントラルロードで行われ、出演者の広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、松岡茉優、小泉徳宏監督が登壇した。

 この映画は、競技かるたをテーマにした末次由紀氏の人気コミックを映画化した青春物語。広瀬が演じる主人公の千早(広瀬)と仲間たちが、全国大会を目標に活動する姿を描く。

 この日、会場に集ったファンは約2500人。黄色い歓声に迎えられた広瀬は、「こんなにたくさんの方に集まっていだたいて…。ちゃんとこの『ちはやふる』が届いているんだなと実感できる時間で、自分にとってもったいないぐらい幸せ」と感激の面持ち。後篇となる「下の句」も29日から公開されるとあり「この作品に込めた思いがもっともっとみなさんに届けばいいなと思います」と笑顔でアピールした。

 千早のライバルとなる最強のかるたクイーン、詩暢(しのぶ)を演じた松岡は、主に「下の句」からの出演で、「かるたの練習」で初めて広瀬に会った際には、その実力に差がついていたという。松岡が「既に『上の句』にインしていて、かるたをたくさん払っているすずちゃんに対して1カ月ぐらい練習した私…。(劇中で)詩暢は絶対に千早に負けないのに、すずに負ける私が悔し過ぎて…、二度とこの子と練習したくないと思った」と悔しがれば、広瀬は「うそでしょ?」とびっくり。「もう会いたくないなと思った」と冗談めかす松岡に、広瀬は「私は会いたかったよ」と一生懸命にラブコールを送り、会場を盛り上げた。

 映画『ちはやふる-上の句-』は大ヒット上映中。完結編となる『ちはやふる-下の句-』は4月29日に公開。