バンドマンが譲渡情報をリツイートしてくれたことにより、ファンの方が里親に
——影響力のあるバンドマンさんが情報をリツイートしてくれたことで、里親さんが見つかったことはありますか?
中村:THE EGOISTというバンドのベーシストの璋-shou-さんが里親募集のツイートをリツイートしてくださったことにより、璋-shou-さんのファンの方が里親になってくださったのは、とてもうれしかったですね。璋-shou-さんは、VISUMAL発足当初から「僕に何かできることがあれば」と協力してくださっています。
——VISUMALならではの里親さん探しですね。杉本善徳さんやKaya様、ex.ViViDのko-kiさんをはじめ、VISUMALの活動に賛同しているバンドマンさんは多くいらっしゃいますが、彼らはどのような協力をしているのでしょうか?
中村:バンドマンさんたちからは、自分が飼っている動物の写真をチャリティーチェキとして寄付していただいています。この、チャリティーチェキの売り上げを猫のフード代や不妊手術代などの、保護活動や啓発活動にあてているんです。今、チャリティーチェキに参加しているバンドマンさんは11名います。
先日は、ex.Moranのhitomiさんの聖誕祭ライヴにて、hitomiさんのアーティスト写真2枚と、hitomiさんの愛犬のまーくんと一緒に撮ったチェキ2枚をワンセットにして1,000円で販売してくださり、売り上げを全額VISUMALに寄付していただきました。hitomiさんなりにできることを考えてくださったんです。
——やはりファンの方の力はすごいですね。
中村:大変ありがたいです。また、Twitterでチャリティーチェキに関するツイートをしたらKaya様から「素敵な企画。どうすれば私も協力できるかしら」という内容の引用リプライが来てびっくりしまして。Kaya様も動物が好きな方で、殺処分を減らしたいという思いがあったようです。
その後、Kaya様から愛猫のうにちゃんとごまちゃんのチェキを提供していただき、さらにはペットシーツや猫砂の寄付もしてくださって。「これからもできることは協力しますね」というお手紙まで入っていて感激しました。
——Kaya様、なんと素晴らしいお方……!
中村:しかも、Kaya様が所属していたバンドのFemme Fatleの解散ライヴの日、VISUMALのフライヤーも入れていただけることになっていたので、てっきり他のバンドのフライヤーとまとめて折り込み式かと思っていたら、なんとスタッフさんがライヴ終了後に1枚1枚「よろしくお願いしまーす!」と直接配ってくれていたんです。
手渡しで配ることにより、多くの人の目に止まりやすくなります。これも、Kaya様が考えてくださった協力の仕方だと思います。
——すごい……! チャリティーチェキの他にも、VISUMALさんではグッズを出されているんですよね?
中村:はい、現在は缶バッチとラバーバンドを出しています。ラバーバンドはバンギャルさんの希望で作りました。最初は売れるのかな? と不安だったのですが、「これを付けてライヴに行きたいです」って買ってくれますね。
バンドマンさんも、クールな衣装にかわいらしい猫の缶バッチをつけてくださって、そのギャップも良いですね。