こんな夫婦喧嘩ルールはNG!
ちなみに、夫婦喧嘩ルールを作る際には、こんなルールは避けたほうがいいと緒方さんは話します。
1.「当日起きたことは、当日中に解決する」
緒方「当時中に絶対解決するルールにしてしまい、深夜になっても話し合い続けて、徹夜で話し合うご夫婦がおられますが、先ほどもお伝えした通り、肉体的に疲れていますし、精神的にも良くなく、結果、良い話し合いにならないことは目に見えています。
夜はできるかぎり避けるほうがおすすめです」
2.「思い立ったらその都度LINEなどで気持ちを伝え合う」
緒方「LINEを夫婦間で使用することは決して悪くはありませんが、感情をLINEでぶつけるというのは避けたいものです。LINEではお互いに本当の気持ちが伝わりません。感情や意図のすれ違いで、夫婦喧嘩がますます困難を極める結果になってしまいがちです。
相手に伝えたいことがあるときは、対面で言いましょう!」
3.「喧嘩にならないためにどちらかが我慢する」
緒方「これも意外によくあるルールですが、我慢できることは我慢するといったことは、避けたほうがいいでしょう。我慢が積み重なると多大なストレスになり、どこかにはけ口を見つけなければ気が済まなくなってしまいます。
それより、相手に気持ちをぶつけたほうがまだマシです。でもその後は、前向きに話し合うルールを適用させ、素直に正直な気持ちを話し合いましょう!」
夫婦喧嘩ルールは、一歩間違えれば逆効果になることも。夫婦喧嘩にルールを設けていなかったという方は、一度、ルールについて夫婦で話し合ってみるのもいいかもしれません。
【取材協力】緒方 リサコさん
22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。息子との関係も悪化したことを機に、アドラー心理学等を実践して関係を改善させた経験から、親子/家族関係を踏まえたパートナーとの夫婦関係修復や離婚相談のピリアロハカウンセリングを設立し、現在代々木ににて活動。