映画『マクベス』の初日舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、ゲストとして俳優の江守徹と日本版テーマソングを担当した超新星のユナクが登壇した。
本作は、シェークスピアの代表作を映画化。「マクベス」をはじめ、シェークスピアの4大悲劇の舞台に全て出演経験のある江守は「過去にシェークスピアを基にした映画を随分見てきましたが、(本作は)その中で一番いいものだと思います」と絶賛。「特に夫婦役を演じたマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールの演技が素晴らしかった。現在に(この夫婦が)存在するんじゃないかと思わせるリアリティーがあった」と語った。
ユナクはイベント中盤に登壇した。今回のレコーディングについて「普段は1回で終わるのですが、この曲に関しては“もう1回お願いします”と言って(最終的に)3回しました」と明かし、「アーティストとして“満足”という言葉は使いませんが、いい曲に仕上がったと思います」と胸を張った。
この日が初対面となった2人。江守の印象を尋ねられたユナクは「光栄です。僕は十年前に名古屋に留学していたのですが、7年間住んでいて(江守のことを)聞いたことも(テレビなどで)見たこともあったので、今も緊張しています。初めてあいさつをした時に、すごいオーラと存在感がありました」とドギマギした様子でコメントした。
一方、江守がユナクについて「実に爽やかで、自分が女性だったらいいなと思ってます」と語ると、会場は笑いと拍手に包まれた。
また、俳優としても活動するユナクが“大先輩”の江守に演技に関するアドバイスを求める一幕も。これに江守が「演技というのは、自分を観客の皆さんにさらけ出すということ。心を正直に思うままに演じることが一番大事だと思います」と答えると、ユナクも「分かりました」と納得していた。