年表を振り返りながらのトークでは、赤裸々に当時の心境を語ったBoA。
まず、日本デビュー曲『ID;Peace B』のミュージックビデオを見ながら、「髪型が(いまも)一緒ですね」と楽しそう。デビュー当時は、「意外と何も考えてなかったかな。それを考える自覚をもつ歳ではなかった。大人に囲まれて、“これ”と言われたら、それを精一杯頑張ることに精一杯だった」と、当時の心境を明かした。
2002年12月31日には、海外アーティスト最年少で『NHK紅白歌合戦』に初出演。同番組については、「リハーサル長いなって」と率直な感想を漏らし、「トップバッターだったから、両サイドで芸能人の方がみんな私のステージを見ていて、それがプレッシャーでした」。そして、「ウラ導線がめっちゃ狭い」と明かし、DJ TAROが「そこにアッコさんが立ってたりするとね……」と促すと、「(身長があるので)コワい(笑)」と話し、会場を沸かせた。
2003年3月の初ライブツアーの映像では、幼い自身の姿を見ながら、「太ってますね(笑)」とぽつり。「年頃もあるけど、初めての全国ツアーでいろんな地方を巡って、名物を食べ過ぎた(笑)」と話し、「未成年のクセに手羽先がすごく好きだったの」と、名古屋では必ず手羽先の店を訪れると話し、「東京にも(世界の)○ちゃんができたの知ってる?」と、ファンと親しげにトークを楽しむ場面も。
また、2011年12月に開催した日本デビュー10周年を記念したクリスマスライブについては、ウラ話も。アンコール1曲目の『メリクリ』でBoAが号泣。歌えなくなったBoAを支えるようにファンが合唱するという感動的なシーンだが、スタッフから“DVD収録があるからもう一度歌って”と言われたことを暴露。さらに、DVDには、歌えなかった『メリクリ』と歌えた『メリクリ』が両方収録され、「『ヒトの涙をお金にするな!』って言った覚えがあります(笑)」と、ジョークを交えて語り、笑いを誘った。