3. 仕事が忙しい
「彼氏とは別れた今もいい友達でいるのですが、付き合っている頃はお互いに仕事が忙しくて、デートが2ヶ月ないとか普通にありましたね。
付き合った期間は6年だけど、いま思い返すと単に別れるきっかけがなくて続いただけだったかもしれません。
結局彼の転勤が決まったときに自然と『じゃあこれ以上付き合うのは無理だね』となって、ケンカもせず別れました」(37歳/営業)
こちらの女性は、付き合っているときも「彼氏というか、戦友って感じであまり恋人らしいことはしていなかったかも」と言っていました。
恋愛を優先できない生活の中での交際は、愛情をかわす時間や機会が少なくて絆を育てることが難しくなります。
きっかけがないから長く続いただけ、ととらえるのは寂しいですが、交際期間の長さと結婚が無関係なのは、時間より愛情のほうが重要だからといえます。
4.お互いに依存している
「付き合ったり別れたりを繰り返して、10年ほど一緒にいた女性がいました。よりが戻るたびに『こんなことはもう嫌だから結婚しよう』と言っても彼女のほうがOKしてくれなくて、俺も別れたくないからそれを受け入れてしまって。
でも、前向きな交際をしていたかと言われたら自信はありません。
いい加減、俺も身を固めたくなって、またケンカ別れしそうになったときに彼女に『もう縁を切る。二度と連絡しないでほしい』と言って連絡先をすべてブロックして終わりました。
それから別の女性と知り合って結婚しましたが、あのとき別れていなかったら今も独身かもしれませんね」(44歳/人事)
こちらの男性は、「一緒にいたときは、お互いに依存していたというか傷つけ合うのが当たり前になっていて、泥沼みたいな関係でしたね」と話していました。
依存が深くなると、関係が良くならないばかりかつながりを断ち切ることも難しくなり、年月ばかりが過ぎていきます。
先に進む道より今の不安定な関係を続けることを望むのは、ふたりの未来に幸せな可能性を感じていない証拠。それなら、どちらかがきっぱりと縁を切る決断をしなければ、いつまでもつらい思いをすることになります。
別れはつらいけれど、幸せになるには正しい決意ではないでしょうか。
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長いお付き合いから結婚するカップルももちろん多く、その後も充実した結婚生活を送っているのは、交際しているときからふたりの未来についてしっかり考えることができたからです。
今の状態ばかり目が向いてしまい、「これでもいいか」と満足してしまうと、何年付き合っても結婚の価値が理解できませんよね。
交際期間の長さがかえってアダになったような最後は悲しいもの。いたずらに時間を費やすのではなく、ふたりの将来を同じ目線で考えられるパートナーとともに歩いていきたいですね。