会場でアートとの新しい出会いを楽しむ

宮津さんのナビゲーションにより、会場のブースをいくつか巡ります。今回は、宮津さんが自信をもってオススメするギャラリーを紹介。

中国の陶磁器を中心とした古美術を扱う「浦上蒼穹堂」では、春画を鑑賞。小さいサイズのものは5万〜10万円くらいと、意外と手頃。少し大きなサイズのものでも、20万~30万円ほど。意外と買いやすいものですね。

浦上蒼穹堂の店主、浦上満さんによると、「コンディションに関わらず、<いいもの>を購入する」のが重要とのこと。また、自分の好みと予算で気に入ったものを購入していくのがいいということでした。

宮津さんが専門としている現代アートのブースもいくつか巡りました。絵画や彫刻といった作品のほか、音や映像を使ったインタラクティブな作品が多いのも現代アートの特徴です。

各ブースで、ギャラリストの方に作品の特徴やオススメの作家などを紹介していただきました。参加者の方々も、目の前で見るアート作品に釘付けのよう。美術館よりも間近で見られ、その気になれば購入もできるということで、より興味が湧いているようです。

宮津さんのオススメのギャラリーをいくつか回ったあとは、自由時間。参加者がそれぞれ自由にブースを見て回りました。

アートというと、少々堅いというイメージがありましたが、実際に見て回ると、いい意味で開放的な雰囲気。ギャラリーごとに傾向があり、見て回りながら気になる作品を見つけ、ギャラリーの方にお話を伺う。街でウィンドウショッピングをしているような感覚になります。

なかには1万円、3万円といった手頃な作品もあります。このくらいの価格なら、ちょっと買ってみてもいいかなと思うことも。美術品は高価というイメージですが、ちょっと豪華なディナー程度の金額で買えて、気に入った作品を長く楽しむことができるとなると、ぐっと身近に感じますね。