『Punch me if you can』ではステージも客席も全員跳びはねまくり、『Obligation』では客席にヘドバンの嵐を巻き起こす。『NG＋』ではCazqui（Gt）がステージに倒れてギターを弾き倒すと、多くのキッズの熱視線が彼のスーパープレイに注がれる。
Cazqui（Gt）のスーパープレイにキッズたちが釘付け！
「汗かいてんのは俺だけか!? てめぇら、ボサッとしてんじゃねぇ!!」すでに汗だくの尋に檄を飛ばされつつ『EXCEED』へ。ステージ前方からスモークが吹き出し、まばゆいライトに照らされたステージは「叫べ！」「歌え！」ととにかくフロアを煽りまくる。サビでは客席から盛大なシンガロングが巻き起こり、モッシュピットはカオスの様相を呈す。
妖艶なギタープレイで男女の視線を独り占めするDaichi（Gt）
『T.Y.R.A.N.T』ではフロア中央に今回も設けた“フリースペース”で回転モッシュが発生し、『銃創』ではまくし立てるような調速テンポが盛大なヘドバンを誘発する。『DEAD END』ではお立ち台からジャンプするMasa（Ba）や、もはやドラムにケンカを売っているようなNatsu（Dr）のパワープレイも垣間見え、尋の圧巻のデスヴォイスが暴力的に耳を襲う。
一転して思いっきりエモくドラマチックな『FATE』、ノリノリのライブ定番曲『I-V-III』、Daichi（Gt）とCazquiのユニゾンギターにキッズも釘付けだった『GENESIS』など、実にさまざまな表現の引き出しをもってしてこちらを倒しにかかってくるノクブラのライブに、とにかく圧倒される。『Ignis heart』で前半戦を締めくくり、やっとMCで一息だ。
「楽しんでますか!? 後ろの人も元気？ 今日全然暴れてないヤツは、帰り道背中に気をつけろよ（笑）」と物騒な発言をする尋（笑）。この日の客席はもれなく全員暴れていたのは2階席から確認済みなので、みんなの背中の安全は大丈夫として……「まだまだ夜は長い。東京、遊ぼうか!?」との煽りから、ライブはさっそく後半へと突入する。
