やがて告知映像が始まり、アンコールの声が止んだ。映像内では、2016年冬にキャリア初のベストアルバムを発売すること、7月からのユーロツアーの発表、さらには全国ツアーの発表もあり、客席からは歓喜の叫びが上がる。
たくさんの新発表に興奮をおさめきれない客席をよそに、不穏なSEをバックに、逆光の中再びステージに現れるメンバー。スモークが焚かれ、ステージ上を幻想的に演出する中アンコール1曲目『DESPERATE』が演奏される。そして「この腐った世の中をぶち壊していこう!」というシャウトから『Strike in fact』。跳弾のようにステージを跳ね回るCazqui、首を振りながら演奏するMasaに、客席も拳と声で応戦する。
アンコールのMCでは、メンバー全員がベストアルバムやこの先の予定について触れる。Cazquiは、ベストアルバムといえば今までのシングルコレクションのようになりがちな懸念などを先回りして「みんながガッカリしないベストアルバムを作るよ」と宣言。曲数もかなり多いとのことで、ファンも、まだリスナーじゃない人にも、聴き応えのある作品になる予定のようだ。
また、「『ZeTeS』の製作中はとてもつらくて、本当にこの作品が届く人がいるのか?と悩んだりもした。でも、こうやってみんなが目の前で楽しんでくれるから、作って良かったなって思えます」とファンへの感謝を素直に述べた。Daichiも「告知にあったとおり、これからの予定がたくさんあるんだ。楽しみにしててね」とファンの期待を煽った。
Masaは「俺、男とばっかり目が合うんだよね(笑)。コールも野太い声多いし……。男の子のファンがいっぱい来てくれてうれしいよ」と照れ笑い。アルバムツアーでは男限定・女限定のライブもあることに触れ、「楽しみにしててね」と笑顔。
Natsuは「MCではあんまりしゃべらないキャラなのに、Twitterでは俺が一番しゃべってる(笑)」と他のメンバーの発言数をいじり、笑いを取った。尋は最後に「これからも、僕らのワガママに付き合ってください」とMCを締め、アンコールも後半戦へ突入した。