「褒め上手は愛される」

筆者が、銀座の老舗クラブのホステスさんや、仕事ができるビジネスマンと接する中で得た真理!

褒め上手になれば、コミュニケーションも円滑になり、男性からはもちろん、同性からも愛される、愛され女子へと一歩前進できます。でも難しいのは、褒めることで、相手を嬉しい気持ちにすることもあれば「こいつヨイショしてるな…」と、ちょっと不快な気持ちにさせることもある点。

そこで今回は、他者を褒めるときのコツをご紹介します。

それって本心!?

「本当は褒めたい……。けど、ちょっと恥ずかしい」「褒めても、相手が何て思うか心配」

褒め慣れていない人は、褒めることへの心理的ハードルが高い様子。褒めた後の相手の反応も気になるようです。でも、誰かを褒めるときは、相手の反応を恐れたり、気にしないこと! もしも褒めた相手に「こいつ、うまいこといいやがって…」と思われたとしても、本心で褒めたなら、必ず相手に伝わるもの。

伝えないより、伝える方がプラスです。ただし、どれだけ褒め言葉を重ねても、その言葉が“テキトウ”だと、マイナスに。本心から褒めることが大切!

とっても簡単! “間接褒め”

「カッコイイ!」「スタイルがいいですね」「センスいいね!」

本人を直接褒める“直褒め”は「いやいやいや。そんなことないですよっ」と否定して返されがち。“謙遜の美しさ”なのかもしれませんが、褒めた側としては、せっかくの賛辞を全力否定されて、微妙な気持ちになることも。褒めた後で、気まずい空気が漂う場合もあります。

そんな、謙遜しちゃう日本人を相手に、全力で否定させず、上手に褒める、おすすめの方法が“間接褒め”です。持ち物や身につけているモノを間接的に褒めると、相手から否定されることが少なくなります。

先日、久本雅美さんが、テレビのバラエティー番組で、マツコデラックスさんのセンスを褒めるという、以下のようなやりとりをしていました。こちら、間接褒めのお手本のよう!

久本さんは、マツコさんの私物のバッグを見て言います

久本雅美「そのバッグ素敵な色!」

いつもは毒舌のマツコさんですが、このときは、久本さんの賛辞を受け止めます

マツコデラックス「でしょう? このバッグ、シンプルなデザインが好きでさぁ」

と。

もしもこの時、久本さんがマツコさん自身を「マツコさん、センスいいわぁ」と褒めたらどうだったでしょう?

「褒めたってサービスしねぇぞっ」と皮肉で返す姿が目に浮かびます。

でも、久本さんが褒めたのは、マツコさんの持っているバッグ。あのマツコさんでも、持ち物を間接的に褒めると、素直に受け止めてくれるのです。

自分自身を褒められると謙遜しがちな日本人でも、持ち物に対する賞賛は「そうでしょう!」と、素直に受け止めやすいのです!

コミュニケーションのきっかけに、相手の持っているモノの色、デザインなどを褒めてみてください。その後の会話が、スムーズに広がっていくはずです!