わが子の食が細くて心配しているママはいませんか?
他の子より体が小さかったりすると、食べないからだと心配になりますね。
今日は『グローバル社会に生きるこどものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、食の細い子にしっかり食べさせるコツをお伝えします。
食が細いとダメなの?
親としては、一生懸命栄養バランスを考えて作っているのに、食べる量が少なかったり、残す量が多かったりすると、栄養不足や、栄養が偏ったりするのではないかと心配になりますね。
特に、他の子より小さかったり、平均身長や体重より低かったりすると、健康面に不安を持ってしまいます。
でも、小柄でも、元気に動き回っているなら、少食でも効率よくエネルギーを生み出せているのでしょう。
幼児期の成長の早さは、精神的にも肉体的にも個人差がとても大きいです。
早く成長してあとゆっくりという子もいれば、ゆっくり成長してあとで急激に伸びるという子もいます。
子どもの食が細いことで、子どもに覇気がないとか、ジッとしていることが多いとか、よく病気になるということでなければ、それほど心配することはないでしょう。
食に関しての意識が芽生えるのは、12歳頃からだと言われているからです。
食の細い子には盛り付け方で脳をだまそう
とは言っても、親としてはできるだけ食べてほしいですよね。
皆さんは子どもの器やお皿を、食べ物の量が少ないからと、小さいものを使っていませんか? 実はこれが曲者なのです。
小さなお皿で、お皿が見えないほど食べ物がのっかっていると、量がとても多く見えてしまいます。食べることに興味のない子は、山盛りに盛られた食べ物を見ただけでうんざり。全部食べられるかどうか不安になり、食欲も失せてしまうのです。
そこで、お勧めするのが脳をだますこと。
高級なフランス料理では、大きなお皿の真ん中にチョコンと料理が盛り付けてあって、一見量が少なそうに見えませんか? 一瞬「これで足りるかしら?」と思ってしまいますが、食べてみると結構満腹になりますよね。
同じ量でも、小さな器に盛り付けるより、大きなお皿に盛り付ける方が少なく見えます。