どちらも全く同じ量・大きさです
上の写真の料理をほぐしました。小のお皿はいっぱいに広げ、大のお皿は少しまとめました。もちろん同じ量です
これも同じ量です

食の細い子には、この視覚効果をねらいましょう。

お弁当などの場合も同じです。小さなお弁当箱にギュウギュウに食べ物が入っていたら、蓋を開けた途端に「うわー」となってしまいます。むしろ少し大きめのお弁当箱にスカスカに見えるくらいふんわりと詰めるのがコツです。

ダラダラ食べさせずに時間を区切る。時間がくれば途中でも切り上げる

そしてもう一つは、時間を区切ってしまうことです。

食に興味のない子は、食べる時もダラダラしがち。

食べる量が少ないと後でお腹がすくだろうとか、栄養を取らせなくちゃと、時間をかけて食べさせていませんか?

でも、食事の時間はしっかり区切りましょう。

時間になったら、子どもが食べ終わっていなくても片付けてしまうのです。後でお腹が空いたといっても、食べ物は与えないようにしましょう。

そうすると、しっかり食べておかないと後でお腹がすくとわかるようになります。

実際、お腹が空くことが多くなれば、食事量も増えていくはずです。

いかがですか?

食べることに興味がない子に何とか食べさせようと「しっかり食べなさい!」「早く食べなさい!」と叱りながら食べさせるのはかえって逆効果。ますます食事に興味を失くしてしまいます。

盛り付け方を変えて、さらに食事の時間をしっかり区切りましょう。

 

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」