まずは、その前に今回の総選挙の最大の注目ポイントを改めて挙げておきましょう。

(1)前田敦子の不出馬

大島優子  拡大画像表示

過去3回中2回で1位の座に就いた前田敦子のAKB48からの卒業発表、それに伴う総選挙不出馬表明は、情勢を大きく左右するはずです。彼女が昨年獲得した139,822票は他のどのメンバーに流れるのでしょうか、あるいは棄権する有権者が続出するのでしょうか。

一昨年の第2回で1位を奪取し、今回も大本命の大島優子ファンが最大のライバルの不出馬で、油断しないとも限りません。いずれにしろ、前田の不出馬が波乱の火種であることは間違いないでしょう。

 

(2)選抜人数に関するルール変更

さらに選抜人数に関して、大きく以下の点がルール変更されました。

 ・シングル参加メンバーは計40人から64人に
 ・メイン曲の「選抜メンバー」は21人から16人に
 ・上位12人の「メディア選抜」枠は廃止
 ・「アンダーガールズ」は3つのユニットに分割

カップリング曲を含めてシングルに参加できるメンバーが昨年の40人から64人に増員。一方でメイン曲を歌う、いわゆる「選抜メンバー」は21人から16人に減らされます。これに伴って、音楽番組などに出演する上位12人の「メディア選抜」という枠は廃止されました。

また、これまでシングルのカップリング曲を歌う「アンダーガールズ」は22〜40位(第1回は30位まで)のメンバーでしたが、増員によって3つのグループに分割されることに。17〜32位が「アンダーガールズ」、33〜48位が「ネクストガールズ」、49~64位が「フューチャーガールズ」というユニットを結成します。