既婚者と肉体関係を持つ不倫は、バレると慰謝料を請求されたり社会的な制裁を受けたりと、良いことはひとつもありません。
ですが、そんな現実に気が付かないまま気楽に楽しんでいて、あるときいきなり危険な状況になる。
ばれてからではすべて遅い不倫は、とにかく今すぐやめるのが吉。
不倫に「安全」はないのだと女性が悟った場面とは、どんなものだったのでしょうか。
後ろめたい関係がもたらす恐ろしさ
1.彼の奥さんが自分について調べていた
「取引先に素敵な男性がいて、既婚者だと知ってはいたけど不倫関係になりました。
彼も『妻は鈍いから大丈夫だよ』と言うし、会うのはいつも週末で人目には十分注意していたので、ばれることはないと思っていたのですが……。
ある日、同僚から
『取引先の○○さんの奥さんがね、あなたについてどんな人か訊いてきたわよ』
と言われ、全身の血の気が引くのがわかりました。
どんな接点なのか尋ねると、彼の子どもが通う保育園で奥さんが同僚のママ友で、世間は狭いのを思い知りました。
お互いに夫が仕事でつながっていると知って仲良くなったらしく、私の名前が出たようです。
同僚は『何で奥さんがあなたのことを知ってくるの?』と興味津々で、どこから私の存在がばれたのか恐ろしくなりました。
結局、それで彼と気まずくなりすぐ別れたけど、今でも不倫を後悔しています」(29歳/セールス)
自分では知り合いはいないから大丈夫と思っていても、どこで誰とつながっているのかわからないのが実際の人間関係です。
自分は把握していないのに不倫相手の配偶者には素性を知られているなんて、怖いですよね。
このケースでは興味を持った同僚が話してくれたからわかったものの、現実を知らないまま関係を続けていれば、いずれぼろが出たかもしれません。
2.職場の人にホテルから出るところを見られた
「既婚の彼とはジムで知り合ったのですが、一度肉体関係を持ったら体の相性がよくてハマってしまい、月に数回ホテルに行っていました。
使うのはいつも郊外にあるホテルだったけど、いつも全然クルマや人がいないから、昼間でも普通に彼と向かっていたんですよね。
でも、ある日私のクルマでホテルから出ようとしたときに、前の道を通り過ぎたクルマの運転手が同じ職場の女性でした。
相手の女性は一瞬驚いた顔をしたけど会釈もなしに通り過ぎ、私は心臓がバクバクで。
ホテルから出てきたのはバレバレ、助手席にいた彼は『俺のことは誰かわからないだろうし、平気だよ』と言うけど、彼女がこのことを言いふらしたら、どこからどう伝わるかわかりませんよね。
初めて『ばれたらどうしよう』と不安になり、次の日から会社でその女性に会うと気まずいばかりで精神的に落ち込んでしまい、彼とは疎遠になりました。
どこで誰に見られるかなんて、本当にわからないです……」(33歳/配送)
人間関係と同じく、どんな場所でも「絶対に見られない」と過信するのは危険。
不倫相手との“現場”をこんな形で見られてしまっては、言い訳もできないしそれから「いつ周りに知られるのだろうか」という不安がつきまといます。
もちろん、不倫はする側に非がある行為。吹聴されて配偶者の付近まで広がってもそれを責めることはできず、結局は自分が苦しむことになるのですね。