盛り上がり曲を立て続けに演奏!ラストスパートをかけるように会場は盛り上がっていく

鈴木愛理LIVE PARTY No Live,No Life?

「明日声出なくなってもいいよね!?」と煽る言葉に呼応して、フロアからは力強い声が上がって始まったのは『IDENTITY』。疾走感のある楽曲を力強い歌声で聴かせてくれた。

楽曲の途中では観客との掛け合いが入り、ライブハウスが一体となって演奏を作り上げていく、生のライブならではの場面も。

本編ラストの楽曲はツアータイトルにもなっている『No Live,No Life』、客席とのコール&レスポンスやクラップ、手を振ったりタオルを回したりとライブの楽しさが詰まった楽曲である。

会場中が思いっきり暴れまわり、ライブハウス内はこの日一番の熱量に達したのではないだろうか。「脂肪燃焼したね!(笑)」と笑いながらステージを後にした。

鈴木愛理LIVE PARTY No Live,No Life?

鳴り止まないアンコールで再び登場、ライブTシャツをストーンやチュール、レースでアレンジしたカワイイが詰まったスタイリングがステージに映えた。

ピアノに合わせて静かに歌い出したのは、℃-uteの『会いたいロンリークリスマス』。切なく歌い上げる姿が儚い。

この日はフジテレビ『ウケメン』の収録が入っており、アンコールの途中でお笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴扮するまいみょんがステージに登場。

抱えたアコースティックギターからは一音も鳴らなかったが彼女のオリジナル曲『ツブヤキノヒ』を歌い上げ、観客を沸かせるイベントも。『ウケメン』のメンバーたちもステージに登場し、ステージから離れたがらないまいみょんをなんとか連れて帰っていった。

この模様は13日深夜155分~255分放送の『ウケメン』にてオンエアされる。(関東ローカルのため、他地域はFODにてオンデマンド放送で視聴可能)

2019年はたくさん悩むことがあって、ポジティブな自分がくじけそうになることもあって。そんな時に、みんなの顔やここからの景色が思い出されて、元気をたくさんもらっていました。2020年はソロデビューして3年目に入るので、やりたいことはもちろんたくさんあるけどこうやって歌を通して、ひとつの時間を過ごして、ちょっとでも明日の活力になにかを持って帰ってもらえるようにしたいです。2020年も私のそばにいてください」

そう語ったMCのあとに、この日最後の楽曲『私のそばで』を演奏。出だし直前まで話していたため唐突に始まった演奏に間に合わずにうまく歌い始められないアクシデントもあったがこれもライブならではの思い出になった。

2020年4月には横浜アリーナ公演を控えている。Zepp Tokyoは鈴木愛理の歌声でひとつになった。横浜アリーナではどんな景色を魅せてくれるのだろうか。

1989年生まれ、茨城県出身。紙媒体の企画や編集をしつつライティングも。アイドルやアニメ、漫画、映画、演劇、オカルトなどのサブカルチャーには一通りハマってきました。最近は安くてうまい店を探すのが趣味。