初めて法被を羽織ったエディ・レッドメイン

 映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の初日舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、来日中のエディ・レッドメイン、アリソン・スドル、ダン・フォグラーとデイビッド・イェーツ監督、デイビッド・ヘイマンプロデューサーが出席した。

 『ハリー・ポッター』の新シリーズとして原作者のJ.K.ローリング氏が脚本を手掛けたこの作品は、ハリー・ポッターたちと同じ魔法魔術学校ホグワーツで学んだ魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(レッドメイン)が不思議なトランクを片手に旅する大冒険の様子を描く。

 観客の大歓声に迎えられたレッドメインは、「こんにちは!」と日本語であいさつ。ワールドプロモーションの最終地として日本でのファンイベントなどに参加してきたが、「日本は本当に特別な国。今年日本に来るのは2回目ですが、来るたびに、ますます日本が好きになります。前回は東京だけでなく、日本中をいろいろ旅しましたが、人びとの温かさに感動しました」と“日本愛”を熱弁。

 また「今回も、ここ数日で皆さんの“ポッターの世界”、“ローリングの世界”に対しての深い愛を感じております」と感謝し、「願わくば今度は『ファンタスティック・ビースト』の世界にも注いでください。全員でハートをたくさん込めて作りました。今回の新しいキャラクター全員を愛していただければと思います」と呼び掛けた。

 魔法使いクイニー役を演じたスドルも、「私は小さいころから日本が大好きでずっと来たいと思っていました」としみじみ。また、今回の映画製作を振り返り、「これだけ魔法のような経験をさせてもらったことはいまだかつてありません。そしてこの作品を携えて、みんなと一緒にこのツアーの最終日を迎えられることを本当にうれしく思います。魔法って本当にあるんだね、夢ってかなうんですね」と涙ぐんだ。

 この日は、“日本式”映画ヒット祈願として、登壇者たちが名入りの法被を羽織って鏡開きを実施することに。レッドメインは、「初めて着ましたが、色がとっても良いですね。ロンドンでも着ようと思います」と大変気に入った様子だった。

 みんなで勢い良く酒樽を割ったレッドメインは「すごい体験をしました。一生忘れません」と感無量。「初日に皆さんとご一緒できて本当にうれしく思います。映画をぜひ楽しんで。そして、皆さんがこの映画を楽しんでくれたら、また日本に戻って来られると思うのでそれを楽しみにしていてください」と次回作にも期待を込めた。