毎年11月の第3木曜日になると「ボージョレ・ヌーボー」解禁のニュースが伝えられ、ワインやお酒好きは「待ちに待ったこの時期がやってきた」と思う人も多いかもしれません。

そして、ボージョレ・ヌーボーに続き、2016年12月2日(金)、和歌山の「中野BC株式会社」と茨城の「明利酒類株式会社」は、今年採れた梅を使った新酒の「梅酒ヌーボー」を解禁しました。

今回は、国内外でも年々人気が高まっている梅酒の新酒、「梅酒ヌーボー」についてご紹介します。

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梅酒ヌーボーが12月2日に解禁

「中野BC株式会社」における「梅酒ヌーボー」の販売は、今年で6年目。

「過去最高の香り」といわれる今年採れたばかりの和歌山県産南高梅100%を、「梅の日」にあたる6月6日から漬け込みを開始し、11月末にタンクからかき出して瓶詰めしています。

対して、今回初の「梅酒ヌーボー」を販売する「明利酒類株式会社」は、茨木・群馬県産のウメの品種「白加賀」でつくられています。

 

通常の梅酒作りは、梅の漬け込みから半年経つと実を一旦、漬け込みタンクから全て取り出します。

そこからさらに半年から1年かけて酒蔵内で熟成させたあと出荷しますが、「梅酒ヌーボー」は熟成させることなく瓶詰めされ蔵出しされるのです。

そのため、どちらもウメのフレッシュな味わいと風味、熟成前ならではの濁りのない鮮やかな黄金色が特徴。

中野梅酒 NOUVEAU 2016

 

百年梅酒 春花

とてもフレッシュで軽い飲み心地の「梅酒ヌーボー」は、普段お酒を飲み慣れない人やアルコールに弱い女性にもピッタリ。

今(2016年12月2日現在)のところ、前述の2社からのみ発売されていますが、来年以降は20社以上に増える見込みとのことです。

梅酒ヌーボーが飲み放題!


東京の渋谷区道玄坂にある梅酒専門店「SHUGAR MARKET 渋谷店」では、ヌーボー解禁を記念し12月10日(土)までの期間限定で2社の「梅酒ヌーボー」が飲み放題に。

蛇口をひねると出てくる特製のガラス瓶から提供される、できたて梅酒をぜひ味わってみてはいかがでしょう。

ウメの風味が心地よく鼻に抜け、軽やかな味わいを楽しむことができる「梅酒ヌーボー」。

今後ますます注目度が高まりそうで、来年も楽しみですね!

 

参照:

中野BC株式会社
明利酒類株式会社
SHUGAR MARKET 渋谷店

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。