毒母には6つのタイプがある!
義母とはうまくやっているのに、実の母親に会うといつもケンカになる、一緒にいると愚痴ばかり聞かされて気分が落ち込む…そんな悩みを持つ女性は少なくありません。
最近はメディアで、子どもの人生に悪影響を及ぼす親を指す「毒親」、「毒母」という言葉をよく聞くようになりました。
そんな親のもとで育った人は、自己肯定感が低く自分に自信が持てない、人間関係がうまく築けないなどの悩みを抱えることが多いともいわれています。
毒母という言葉からは、ひどい暴言を吐く、あるいは暴力をふるうような極端な人物像をイメージしがちですが、そうとは限らないようです。
母娘関係専門のカウンセラー、高橋リエさんの著書『お母さん、私を自由にして!』では、毒母のことを
「子どもの気持ちを思いやれず、不安のあまり、何でも自分の思い通りにコントロールせずにはいられない母親」出典『お母さん、私を自由にして!』高橋リエ著
と、わかりやすく定義しています。
さらにその上で、世の毒母たちは、大きく6タイプに分けられるとしています。この記事では、同書からその特徴を簡単に解説します。
1.ジャイアン母
子供をののしったり、どなったりして感情的に攻撃することが多く、恐怖で子供を支配するタイプ。ときには手が出ることも。
2.かわいそうな母
子供が思い通りにならないと、つらそうにしたり、泣いたりしてみせて、無意識に母親の思う通りにコントロールしていくタイプ。
3.パフォーマンス母
自分の思い通りにならないと、いきなり押しかけてきて玄関先で倒れて見せたり、「自殺してやる!」と騒いだりと、パフォーマンスが派手なタイプ。
4.至れり尽くせり母
かいがいしく子供の世話を焼き、尽くしながら、子供が自分の思い通りの方向に進むように巧みに誘導していくタイプ。
5.逃避母
仕事や夫、アルコールなどに依存して、母親業を放り出しがちなタイプ。衣食住の面倒は見ていても、心理的には放置するケースも多い。
6.自己愛母
自分が良い妻、良い母であることが何より大事で、自分にしか関心がなく、子供の気持ちには無頓着なタイプ。
以上が毒母のタイプ分けですが、実際にはきっちり6つに分けられるわけではなく、部分的にしか当てはまらない場合や、複数のタイプの特徴をあわせ持つ場合もあるとのこと。
もちろん、子どもに対する悪影響の度合いも、母娘(親子)によってさまざまでしょう。