(左から)エヴァ・アンダーソン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ローラ

 映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』のワールドプレミアが13日、東京都内で行われ、出演者のミラ・ジョヴォヴィッチ、ローラ、アリ・ラーター、オーエン・マッケン、ウィリアム・レヴィ、ポール・W・S・アンダーソン監督ほかが出席した。

 本作は、人気ゲームを原作に、人類がアンデッド化した世界で生き残ったアリス(ミラ)と、その元凶となったアンブレラ社との戦いを描いたシリーズ第6作目にして完結編。これまでの謎も全て明かされる内容になっている。

 この日は、ゾンビメークをしたファンを含む810人が参加し、会場は熱気にあふれた。ステージにゾンビが乱入する演出もあり、イベントを盛り上げた。

 レッドカーペットでファンサービスを行った後、ステージに登壇したミラは、開口一番「また日本に戻ることができました。『バイオハザード』が生まれた日本で、最初にこの映画を見ていただけるということで、とてもわくわくしています」とあいさつしてファンの歓声に応えた。

 本作がハリウッドデビューとなったローラは、英語でスピーチした後に日本語で言い直し「この映画に出られたことがすごくうれしいし、台本が本当に素晴らしくて。最終章だから迫力もすごくて、ハラハラドキドキする映画になっていると思うし、みんなも優しくて最高に楽しい撮影だった。ぜひ見てね!」とアピールした。

 本作でアリスの仲間の女性戦士コバルトをクールに演じたローラ。普段の明るいキャラとは正反対の役作りについて「ハリウッド映画だし簡単ではないけど、本当に皆さんも監督さんも優しくて。世界観が大規模で道全部をセットにしたり、その迫力のおかげで気持ちも入り込めたし…」と語りながら、「ちょっと質問忘れちゃった」とちゃめっ気たっぷりの素顔を見せて観客を笑わせた。

 そんなローラとの撮影についてミラは「皆さんきっと映画を見たらショックを受けると思う」と大絶賛。続けて「会った時はメークのトレーラーでファッションや美容、ラーメンの話をしていたけど、衣装を着て大きな銃を手にした彼女はクレイジーなくらい戦士に早変わりしていて。その変身ぶりを見た時に女優ぶりも素晴らしいと思いました」と褒めちぎった。

 また、シリーズが完結することにミラは「とても悲しいです。(夫でもある)ポールは私と仕事を好きだったはずなのにって、ちょっと怒りの気持ちもあるんです」と冗談を飛ばしつつ 「アリスを演じることはとても大きな名誉でした。今回の結末は絶対ファンの期待に応えられると思います」とコメントした。

 映画は12月23日公開。