婚活女子の中には、「できれば玉の輿に乗りたい」と口にする人もいます。玉の輿婚は、本当に幸せへの近道なのでしょうか。
「お金があればある程度の幸せは叶う」というけれど、どこまで本当なのでしょう。
「年収1,500万円以上の夫と結婚した」という3人の妻に、話を聞いてみました。
妊婦なのに孤独な毎日を送っている
合コンで出会った夫と電撃結婚したのちに仕事は退職、現在は第1子を妊娠中のAさん。不動産投資会社を経営する夫との2人暮らしの32歳です。
新婚当初は、大きなダイヤモンドの指輪や、なんでも買ってくれる生活に感激していたものの、次第に夫の多忙さに愕然とし孤独な妊婦生活を送るようになりました。
「お金があれば物質的には満たされるけれど、夫と一緒に過ごす時間がなくて孤独です。
収入は、もう少し少なくてもいいから、もっと妻思いの人を選べばよかった。妊婦なのに、毎晩ひとりでご飯を食べる生活です」
--では、産婦人科の検診にも1人で行っているのですか?
「そうです。待合室にはご夫婦で来ている人も多くて、羨ましいなと思いながら見ています」
お金はあるものの、夫と過ごす時間が少なく孤独な毎日を送っているというAさん。
妊娠中は心細くなる女性も多いだけに、寂しげな表情が印象的でした。
高収入で資産家なのにケチだった
友人の紹介で出会った9歳年上の夫と交際1年で結婚したBさん。夫は工場経営者でBさんとの結婚までは専門学校の職員をしていた38歳です。
交際中は、たくさんの高価な贈り物をしてくれて高級レストランにも連れて行ってくれた夫にBさんがベタ惚れだったそう。
ところが、結婚後に渡される生活費の額に愕然としたと言います。高収入で資産家なのに、妻に渡す月額の生活費は18万円…。
「これじゃ初任給レベルですよね。結婚するときに彼の年収や資産も考慮してプロポーズを受けたのに、とんだ誤算でした。
自宅の光熱費は夫の口座から落ちているものの、お小遣いが欲しいのに、それはくれません。18万円の中でやりくりしろと言われます。夫は派手に使っているのに」
--それでは、奥さんの欲しいものが買えないのでは?
「そうなんです。ですから、夫に隠れてネットオークションで洋服やバッグを売って、自転車操業みたいな生活をしています。
最近、高級ブランドのレンタルサイトを見つけたので、今後はオークションじゃなくて、そっちを活用しようと思っています」
夫は、お金があっても自分には使うけれど妻には使わないタイプだったのです。
Bさんの悔しそうな口ぶりが印象的でした。