意外と丈夫なシンビジウム

ロストリバーデルタに華を添えるシンビジウム ©Disney(撮影/YOSHI)

冬場の華添え

冬場のロストリバーデルタに行くと、茂みに、たくさんのシンビジウムの株が、植えられています。

ミニーのグリーティング・トレイル脇にも、ありますよ。

ランの仲間は、育てるのが難しい、と思っていませんか?

でも、考えてみてください。

ロストリバーデルタでは、シンビジウムが冬場に、地植えで咲いているんですよ!

気難しい植物なら、すぐに枯れてしまいます。

確かに、よく管理され、耐寒性のある品種を、風の吹きさらしにならず、霜が降りない、木陰や茂みに植えてはいますが、屋外で咲いているのです。

華やかな姿に、強健さも、兼ね備えていることが、証明されています。

一般的には、夏場は屋外でたっぷり水やり、冬場は屋内で乾かし気味、が原則です。

初めて、ランを育てるときなどは、原則に従った方が、無難です。

花も咲きますし、ガーデニング中級の、チャレンジとしては、手ごたえがありそうですよ。

花もち抜群

メソアメリカでも、こんな景色が見られそう ©Disney(撮影/YOSHI)

シンビジウムの花期は、驚異的に長く、状態がよいと、開花が始まって、2ヵ月ほどもちます。

その代わり、花は株から大分、栄養を摂ります。

来シーズンの花のために、株を疲れさせないよう、満開後、数日楽しんだら、切り花にしましょう。

その後、月に一回、固形肥料をやり、株の両脇に出てくる新芽の一方をかき取ります。

肥料は、シンビジウム用がありますが、バラ用でも大丈夫です。

ゴールデンウイーク頃から、屋外の半日蔭に置きます。

反日蔭がなければ、遮光ネットをかけましょう。

肥料は、盛夏のみ、止めます。

暑さで、夏バテしている株は、肥料を、吸収する体力がないため、根を傷めます。

代わりに、涼しい時間帯に、たっぷり水をやります。

夕方、水浴びのようにして、水をやると、鉢の温度を、下げる効果があります。

人間と同じで、シンビジウムも、ほっとするはずです。

ガーデニングの極意?

シンビジウムのひと株に、花を咲かせることは、さほど難しいことではありません。

しかし、ロストリバーデルタに、群生するシンビジウムを、よく見てくださいね。

花が揃って、咲いていますね。

長年、シンビジウムを育てていると、花期が、春先にずれ込む、傾向があります。

冬場の園芸店に、花つきのシンビジウムが並ぶのは、出荷用の、特別な育て方を、しているからです。

ロストリバーデルタでは、花が少なくなる時期に、一斉に咲くように、植栽キャストが、注意深く、世話をしてきた証しなのです。

まさに超上級の、ホスピタリティとテクニックだと言えます。

ロストリバーデルタに行ったら、是非、見事な群生シンビジウムも、楽しんでくださいね。

ガーデニングの鑑(かがみ)です。

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