意外と丈夫なシンビジウム
冬場の華添え
冬場のロストリバーデルタに行くと、茂みに、たくさんのシンビジウムの株が、植えられています。
ミニーのグリーティング・トレイル脇にも、ありますよ。
ランの仲間は、育てるのが難しい、と思っていませんか?
でも、考えてみてください。
ロストリバーデルタでは、シンビジウムが冬場に、地植えで咲いているんですよ!
気難しい植物なら、すぐに枯れてしまいます。
確かに、よく管理され、耐寒性のある品種を、風の吹きさらしにならず、霜が降りない、木陰や茂みに植えてはいますが、屋外で咲いているのです。
華やかな姿に、強健さも、兼ね備えていることが、証明されています。
一般的には、夏場は屋外でたっぷり水やり、冬場は屋内で乾かし気味、が原則です。
初めて、ランを育てるときなどは、原則に従った方が、無難です。
花も咲きますし、ガーデニング中級の、チャレンジとしては、手ごたえがありそうですよ。
花もち抜群
シンビジウムの花期は、驚異的に長く、状態がよいと、開花が始まって、2ヵ月ほどもちます。
その代わり、花は株から大分、栄養を摂ります。
来シーズンの花のために、株を疲れさせないよう、満開後、数日楽しんだら、切り花にしましょう。
その後、月に一回、固形肥料をやり、株の両脇に出てくる新芽の一方をかき取ります。
肥料は、シンビジウム用がありますが、バラ用でも大丈夫です。
ゴールデンウイーク頃から、屋外の半日蔭に置きます。
反日蔭がなければ、遮光ネットをかけましょう。
肥料は、盛夏のみ、止めます。
暑さで、夏バテしている株は、肥料を、吸収する体力がないため、根を傷めます。
代わりに、涼しい時間帯に、たっぷり水をやります。
夕方、水浴びのようにして、水をやると、鉢の温度を、下げる効果があります。
人間と同じで、シンビジウムも、ほっとするはずです。
ガーデニングの極意?
シンビジウムのひと株に、花を咲かせることは、さほど難しいことではありません。
しかし、ロストリバーデルタに、群生するシンビジウムを、よく見てくださいね。
花が揃って、咲いていますね。
長年、シンビジウムを育てていると、花期が、春先にずれ込む、傾向があります。
冬場の園芸店に、花つきのシンビジウムが並ぶのは、出荷用の、特別な育て方を、しているからです。
ロストリバーデルタでは、花が少なくなる時期に、一斉に咲くように、植栽キャストが、注意深く、世話をしてきた証しなのです。
まさに超上級の、ホスピタリティとテクニックだと言えます。
ロストリバーデルタに行ったら、是非、見事な群生シンビジウムも、楽しんでくださいね。
ガーデニングの鑑(かがみ)です。