夏の避暑はプラタナスで?
ショー鑑賞の強い味方
夏のショーでは、メディテレーニアンハーバーにある、バケーション・パッケージ席後方の、傘のような形のプラタナスが、強い味方ですね。
街路樹にも、よく使われ、明るい抹茶色と灰白色の、まだら模様の幹が目印です。
15周年のクリスタル・ウィッシュ・ジャーニーを、夏場にプラタナスの木陰で、観賞した方も、多いのではないでしょうか。
樹形は、枝を横に広げる傾向があるものの、メディテレーニアンハーバーのプラタナスは、剪定(枝を切って、樹木の形を整える作業)の賜物です。
比較すると面白いのは、マクダックス・デパートメントストアの、スチームボート・ミッキーズ側の街路樹になっている、プラタナスです。
縦長に整えられていて、形だけ見たら、同じ種類とは、気づかないかもしれませんね。
そうです!
剪定で、樹木の形を、好みや用途に合わせて、整えるのも、ガーデニング上級の醍醐味です!
植栽キャストが、樹木の成長を見守りながら、将来の姿を思い描き、根気よく剪定を続けた、15年間の成果が、横広プラタナスと縦長プラタナスでもあるのです。
実りも楽しめる!
プラタナスは、和名をスズカケノキといいます。
「鈴懸の径(すずかけのみち)」という歌も、ありますね。
球形の実が、枝から下がる様子は、まさに、木に鈴を掛けたように見えます。
落葉が始まった頃、可愛い鈴を、探してみてくださいね!
あ! 可愛いからといって、折り取っては、いけませんよ。
撮ってよいのは、写真だけ、ですからね。
のっぽナンバーワンのタイサンボク
待ち合わせにも便利?
ウォーターフロント・パークの、高架側入り口には、背の高い樹木があります。
パークで一番の高木、タイサンボクです。
目立つので、待ち合わせにも、便利です。
庭木にしたら、高い木のある家で、すぐに分かりますね。
また、タイサンボクは、背が高いことに加えて、春から初夏にかけて、大きな白い花を咲かせることも、特徴のひとつです。
ミニーのクリスタルポイントが放つ、赤い光のバックグラウンドとして、緑豊かな大木と、大きな白い花は、フォト・ジェニックだったのではないでしょうか。
香りにもウットリ
タイサンボクは、花をたくさん咲かせるので、下の方の花の香りを、是非、嗅いでみてください。
顔を花の方に向けると、とてもよい香りがします。
どこかで嗅いだことは、ありませんか?
はい、ご名答!
マグノリア香水です。
マグノリアは、タイサンボクの英名なんですよ。
これからは、マグノリア香水を嗅いだら、パークを思い出しそうですね!
ガーデニングというより、庭木候補ですが、パークの立役者として、オマケに紹介させていただきました。
ガーデニングをしなくても、いつも背景でしかなかった、パークの植栽も、見どころ満載です。
詳しく知りたくなった方は、「東京ディズニーリゾート植物ガイド」(企画・文・写真/畑山信也、監修/竹下大学、講談社)もありますよ。