映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の公開初日舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥、真剣佑、天海祐希、木下隆行、河合勇人監督が登壇した。
本作は、2009年に全米チアダンス選手権大会で優勝した福井商業高等学校チアリーダー部“JETS”の活躍を基にした物語。広瀬は、笑顔が取り柄の天真らんまんな少女ひかりを演じた。
映画の内容にちなみ「今自分が応援したい人は誰?」と尋ねられた広瀬は、自身が今年3月に高校を卒業したことに触れ「同じように不安に思っているかもしれない同世代の方を応援したいと思います」と笑顔でエールを送った。
広瀬は「これから学生ではなくなるので、また新しいスタートラインに立った感覚です。私は学校の中に、自分の知っている人たちや大好きな人たちが待ってくれている居場所があったので、それが本当に心の支えでした」としみじみと語った。
今後は「また慣れない環境だったり、新しく考えていかなければならないことが今まで以上にあると思う」と不安を吐露しつつ、同世代の観客に向けて「諦めずに、努力することを忘れずに、一緒に頑張っていけたらと思います。ぜひ頑張ってください」と優しく呼び掛けた。
真面目なリーダーの彩乃を演じた中条は二十歳になったばかり。「地元の友達に話を聞いたら、みんな就活で悩んでいたり、先が不安だと話していましたが、私も二十歳になる直前は、大人になる自信がなくてたくさん悩みました」と述懐。
「でも、自信て何だろう…と考えたら“自分を信じると書いて自信なんだな”と思って。自分を少しでも信じられるように努力しようと感じたし、同世代の方にも自分を信じてあげてほしいと思います」と話した。
一方、チアリーダー部の顧問を演じた天海は、応援したい人として「とにかく何かに向かって頑張ろうと思う気持ちを持っている全ての人。後は同年代の方ですね」と回答。
後者について「もう何歳だから…とか、もうおばちゃんだから…とか自虐的に使うのはいいですが、多分心の奥底では、みんな自分を磨くために、もう一つ上に行こうと思っていると思うんです。40代、50代、まだまだですよ。私も(共演者から)キラキラパワーを頂いたので、もう一つ頑張りたいなって思います」と語り、ほほ笑んだ。