サントリー「CRAFT BOSS」新CM発表会が29日、東京都内で行われ、CMキャラクターを務める堺雅人、成田凌、お笑いコンビ、ピスタチオの小澤慎一朗が登壇した。
今回の起用に堺は「BOSSが発売された92年は、僕がちょうど上京してお芝居を本格的に始めた年。同じぐらいの年を僕も刻んだのだなと思う。職人の仕事がいっぱい詰まったコーヒー。僕も仕事を一生懸命頑張って、職人、プロとして恥ずかしくないような自分でいたいと思いました」と気持ちを新たにした。
新CMの「新しい風」篇の舞台は、いま話題の新しい働き方を実践しているとあるアプリ制作会社。新しい企画で良いデザインを生み出すべく、部員同士を競わせたいという上司・堺の提案を、成田と杉咲花演じる部下が「競い合うのは好きじゃないんで」と一蹴する場面からスタートする。従来の価値観からは想像もできない言動に堺が遭遇する場面を「新しい風が吹いた」という言葉と、実際にどこからともなく吹き付ける強い風でコミカルに表現する。
同CM内で会社のトップである社長を演じたのがピスタチオの小澤。この日、堺の横に立った小澤は「この並びで私がいることを自分が一番理解できていません。お話が僕に来た意味が分からない。なぜ私なんだ。今でも疑っている。これは絶対にドッキリだと思っている」とまさかの大役に緊張を隠せない様子だった。
撮影の合間には、小澤の独特なヘアスタイルについて堺と話が盛り上がったそうだが、当の小澤は「堺さんが『お笑いの人ってどうなの?』って話しかけてくださって。僕もその流れで『俳優さんってどうなんですか?』とか聞いちゃったんですが、今から思えば芸人として調子に乗っていたな…とすごく反省しています」と恐縮しきり。
これに堺は「何で…?僕も俳優生活を見直すいいきっかけになったよ」と笑顔で応じると「尊敬する芸人さんなので、僕もお会いできてうれしかったし、ぜひまたゆっくりお話ししたい」とさらなるラブコール。これに小澤は「ちょっと震えが止まらない。そんなこと言われたら、堺さんに足を向けて寝られない!」とさらに恐縮した様子で、笑いを誘った。
新CMは4月4日から全国でオンエア。