衣・食・住、どれをとっても私たちの生活はすっかり欧米化され、ファッションから家電、食べ物に至るまで、最新のトレンドが日々話題になっています。

そんな便利でスタイリッシュなものはとても魅力的ですが、私たちの文化にも、よいものが本当にたくさんありますよね。

そんな日本の文化の素晴らしさを再発見できそうなアイテムが発表されましたよ!

いぐさ製の「食べられるお箸」をご紹介しましょう。

「食べられるお箸」誕生

私たちの暮らしの中で古くから親しまれてきている「畳」。最近では、畳のない家も増えているといい、ピーク時には10,400戸を数えた熊本県の畳農家も500戸ほどに減少してしまっているのだそう。

そこで、熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会が「畳」のことを思い出し、口にしてもらうためのプロモーション活動の一環として、「食べられるお箸(畳味)」が誕生しました。

レタスの60倍の食物繊維が摂れる!

畳の原料いぐさの国内シェア9割を超える熊本県八代地域で化学合成農薬や化学肥料を使用せず栽培されている国産いぐさを100%使用し、食べられる食器などを製造する愛知県のお菓子メーカー丸繁製菓の職人が一本一本生地を練り、焼き上げているといいます。

原料のいぐさの食物繊維の含有量がレタスの60倍もあり、一膳食べれば、サラダ一皿分(一般的な野菜サラダ1皿77g 中食物繊維量)の食物繊維を摂ることができるのだそうです。じっくり低温で焼き上げたサクッと香ばしい食感、そして、リラックス効果のあるいぐさの香り、風味を楽しむことができます。

お食事をいただいたら、お箸を食べる。ただ食べられるだけでなく、健康にもいい!

「食べられるお箸」は期間限定で、 東京都港区新橋の熊本郷土料理「うまと」、東京都中央区銀座の「CASA Afeliz Ginza」、熊本県八代市の 「藺家」の3店舗にて提供を開始していますので、気になる方は、是非、お食事に出かけてみては。

参照:食べられるお箸公式ページ/PRTIMES

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。