舞台「犬夜叉」公開通し稽古および囲み会見が6日、東京都内で行われ、出演者の喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、若月佑美(乃木坂46)、佐奈宏紀、伊藤純奈(乃木坂46)、滝口幸広、木村了が出席した。
本作は、1996年から2008年まで小学館「週刊少年サンデー」で連載された、高橋留美子氏による同名漫画を舞台化。500年前の戦国時代へとタイムスリップした日暮かごめ(若月)と半妖の少年・犬夜叉(喜矢武)や法師・弥勒(滝口)らが、手にした者に強い力を与えるという四魂の玉のかけらを集める旅を描く。
自身3度目の舞台主演で犬夜叉を演じる喜矢武は、座長としての心がけを問われると「それがね、特にないんですよ。僕が一番ペーペーなもので、座長という言葉があまり好きじゃない。引っ張るというより、主演なのでとりあえず僕が頑張るという気持ち」と語ったが、若月は「喜矢武さんの言葉に救われるというか。面白い空気にしてくれたり明るくしてくれるのも全部喜矢武さん。かっこいい座長だと思います」と信頼感を寄せた。
22歳の若月が15歳のかごめを演じるにあたって「セーラー服を着ることになって乃木坂46のメンバーに『ギリギリアウトじゃないか』と言われていたんですが、ビジュアルを見たら『あ、これいけるね』と言ってもらえたので自信を持ってやりたい」と意気込み、桔梗役の伊藤も「巫女さんの服にすごくあこがれていたので、着られてうれしかった。お上品な感じを出せるように仕草などを研究したので見てほしい」とアピールした。
奈落役の木村は「主に喜矢武くんが頑張ってくれて、ほぼ出ずっぱり。すばらしい体のキレとしなやかな体の動かし方をしていて、本当にかっこいい」と褒めちぎり、「喜矢武くんが毎朝、徹夜明けくらい疲れた顔でけいこに来る。それくらい大変で、けいこが終わっても残って練習するので次の日余計に疲れている」と稽古中の様子を明かすと当の本人は「そうですね、公演をやめよう。まだ間に合う」と笑いを誘った。
舞台は東京・天王洲 銀座劇場で4月6日~15日に上演。