――つまり、昼間に開催される無料ライブ(「惡道を進め!~MAKE YOU FREE HEAVEN'S GATE~」)と、夜に開催される有料ライブ(「惡道を進め!~迷宮牢獄門~」)の内容は完全に変えていくのでしょうか。
ぶう:変えていきます。これ、メチャクチャいいアイデアだと思っていて、他のバンドもみんなパクったらいいのになぁと思うんですよ。箱代も少し高くなるくらいで、ほぼワンマン一本の費用でいろんな人に間口を広げられるじゃないですか。
――リハーサルやメイクの時間を考えると、早朝から準備が必要ですし、体力的に大変そうですね。
ミド:もう一生メイクしてますよ。
ぶう:みんな「体力的に大変でしょ?」っていうけど、逆にいうと体力以外は大変じゃないんですよ。若いバンドたちはガンガンやっていけばいいのに。
やっぱり「惡」くないと。(ミド)
――そして「惡道を進め!」ツアーに合わせて新しい衣装が公開になりましたね。ひとことで表すと「ウシノシタ団再び」といった趣きですが。
ミド :やっぱり「惡」くないと。前回のウシノシタ団を越えないといけないじゃないですか。
――ミドさん、歯もギラギラしてゴールドのアクセサリーもジャラジャラしてて、前回の「トカゲパンク」から大きく変わったのはなぜでしょうか?
ミド:今回はトカゲパンクの上を行くにはどうしたらいいか考えました。どうしたと思います?
――(質問を質問で返す?)わかりません。
ミド:ですよね。(ここで帽子をとる)パンチパーマにしました。
――トカゲパンチ!?
ミド:トカゲがついてますから(ここで椅子から立ち上がって股間部分のトカゲを見せる)。
ぶう:ミドの衣装は上着の前をしめるとすごいセクシャルなんですよ。
クラオカ:それトカゲしまえないの?
Joe:逆にそうすると「もっこり」してしまうんですよ。
――「惡」というか、もはや変質者ですよ。
ミド:以後、よろしくお願いします。
ぶう:今日本にパンチパーマで緑髪の人間、いないですよ。
――近年まれに見るヴィジュアルショックですよ。
ぶう:これは新たな地平を切り開いたね。「開拓者」って呼んでください。
ミド:だってパンクはファッションですけど、パンチはファッションじゃないですよ。
――ダジャレじゃないですか。
ミド:パーマを当ててくれた床屋のおやっさんも「こんなパンチをあてたのは久々だ」と言ってましたね。